日帰りで剱岳ファーストハイク(2015年9月、早月尾根ルート)
人に紹介することの多い山行、次は剣岳です。もう4年前になってしまうので情報の鮮度は良くありませんが、自分にとって「あの剣岳に登れた」という達成感の大きい思い出深い登山でした。
剣岳に日帰りで登れないかなぁと思って調べていたら見つけた早月尾根ルートです。コースタイムは登り9時間、下り6時間くらいですが結果として登り5時間半、下り3時間半くらいで行けました。
深夜1時に馬場島という登山口に車を置いて寝て、朝3時半に起きて登山開始。馬場島が750mくらいの標高なので、2時間半歩いて1921mは結構登りましたね。急登ですが闇夜の中必死に登っていたのであまりしんどさは覚えていません。
↓徐々に標高も上がってきます。早月尾根の東側の景色。
↑早月小屋に6:50到着。先を急ぎます。
↓このあたりから樹林帯を抜けて、見晴らしも良くなりますがどんどんゴツゴツした景色に変わっていきます。このあたりでなんかクタクタになってバランスアップ(ビスケット)を食べたらナッツとかブルーベリーの小さい具がめっちゃ喉に詰まったのを覚えています。全身すでにクタクタでやばいと思いました。
↓だんだん、いつ崩れ落ちてくるかわからないような岩の重なりの上を歩いているような錯覚に陥ってきてめちゃくちゃ高所恐怖症になってきました。斜面も険しいし、いつ崩れ落ちてもおかしくないみたいな生きた心地のしない思いのまま、とにかく登る登る。
↓このへんとか、そら長次郎さんも諦めたのはわかるわという感じの険しい岩稜帯でした。しつこいですが、生きた心地がしません。
そして10時ちょうどくらいに、登頂!
標高2999mというのが味があって良いですね。看板を持ったらちょうど3000mということですね。
↓山頂は室堂方面から来た方も多くてさすがにたくさん。カニのタテバイヨコバイみたいな話を皆さんされてました。
↓コーヒーを淹れてスコーンとともに一杯。気持ちよくて小一時間、山頂でごろごろしていました。
↓これはたしか、立山方面を見た景色だったと思います。
↓11;00頃に、重くなった身体を無理やり動かして下山開始。山頂に後ろ髪惹かれ撮った一枚でした。
↓下りはすっとばして、樹林帯以降は時々走ったりもしてあっという間に下山。3時間半くらいでした。登りの5時間半と比べるとさすがに早いですね。あまり写真を取る気も起こらずひたすら下山下山。
↓出発時には見えなかった「試練と憧れ」のモニュメント。ストイックで好きです。一生の思い出になる山行となりました。
↓登る一週間前にABCマートで買った、7500円くらいのトレランシューズ。重たい荷物を背負わなければ、トレランシューズでほんま十分ですね。これ以降、登山シューズはAdidas派です。