なんとなく(ヒデ)
「なんとなく」、あなたは人生でこの言葉を何回使ったことがあるだろうか。
うまく言葉で説明のできない時、悪事を誤魔化す時、はたまた成功者の運命の理由づけなど、いろんな場面で遭遇するふわっとしたこの言葉。
かくいう僕も、音楽を始めた理由の元を辿れば「なんとなく」だったのかもしれない。
バンド結成当初から絶対に売れてやる。とか、有名になりたい。とかは全く考えておらず、ただ中学の終わりから少しベースを齧っていたこともあり、なんとなくで軽音楽部に入部したところからリュックと添い寝ごはんは始まった。
続けていくうちに目の前には応援してくれるあなたたちがいて、ついには七年が経とうとしている。
あの日無気力で怠惰だった自分は今も心の中にいるけれど、それ以上に守りたい譲れないものができて、なりたい自分に向かって日々もがくことができている。
それはきっと、毎日リュックと添い寝ごはんのことを少しでも気にかけているあなたのおかげに他ならない。僕に気力を与えてくれて本当にありがとう。
リュックと添い寝ごはんの一生に一度の七周年イヤーが始まります。
手始めに7周年記念ツアー、その後にはZeppワンマン。
必ず最高のものにしましょう。
今日はあの日なんとなくで音楽を選んでくれた過去の自分に、美味しいアイスを買って帰ろうと思う。
写真:Yuta Kakuya
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