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変面

どうも冴えないオヤジのたわごとへようこそ
こんにちわこんばんわ

身の丈に合わない無理を重ねて染み付いた妙な職業病の話です
万人に当てはまるでもなく
かと言って他の業種でも当てはまる
そんな人が存在するのではないかなというぼんやりした感じの話

似たような話題はこれまでの記事でも書いてます
今回は「なぜこうなったのか」に強く焦点を絞ってみようと思います

自分では職業病であると定義して解釈してきた現象なのですが
これ、他の同業経験者の全てには当てはまらないかなと思うようになって
販売員特有の性質というか癖というか
そんなものだと認識していたのが色々な事の解像度を上げていくうちに解釈が変わってしまった事
端的言うとタイトルの「変面」が表す通りに代わる代わる面が変化する事を指します
自分と言うキャラクターの多様性と言いますか…
いや、人間は平面ではないので多角的であるものなのですが
その多面性が異常過ぎることが職業病であると
随分長くそのように自己解釈してきました

職務遂行に必要であるために身に付いたもの
条件反射であると
販売の効率、可能性を上げる為に合わせる
とにかく相手、場面に合わせる
販売員として追い込み続けた副作用であり
本来の自分、本音が行方不明になりがちな理由
まぁ、そんな風に認識しながらも止められない病
で、あったもの

よくよく考えるとここまで酷い後遺症
止めようのない反射的行動は出ないのではないかと
あれこれ考えてみた結果
何となく見えてきた根源
そもそも目立つ事も人前に出る事も人と対話する事も苦手で
避けて避けて避け続けて生きていたのが本来の自分であって
そこに起因して遭遇した出来事の末
たどり着いてしまったモノ
なのではないかと

自分から主張してアクションを起こすことが苦手で
誰かに流されて物事を済ませる
かと言って望まない事を押し付けられるのも苦手
およそ自分の望む方向へ行くように
求められる愛想、態度を窺って反応する
冷静に、ざっくりと幼少期から社会に出るまでを振り返ってみるとそもそも周囲の顔色を見て
ひたすら合わせていたのは昔かららしい

前に出たくない
率先して口を開きたくない
人を避けたい
避ける為に繰り返し静かに合わせ続け

気がついたら要求を断れなくなっていた
気がついたら表舞台に出されていた
気がついたら壇上に上げられていた
本末転倒
主張をせずに間をすり抜けて隠れてきたはずが
路地裏をすり抜けてメインストリートに立ってた

人に接触するほどに求められる場面が変わり
「面」を変える必要性が生まれる
瞬間的に自分を合わせる
人に関わるほどすり替えが増えて
素顔を晒す間もなくなってしまう
ありのままの自分は誰かの望む自分ではない
誰かの期待する自分ではない
無意識に重ねたすり合わせが
強迫観念として染み付いてしまったように思います

素の自分であろうとした結果
思っていた流れと違ってしまい
乞われるがままに
また無意識に対面する相手を窺って
装い繕い
壊れるところまでたどり着いて

望んだカタチではないけれど
素の自分が何かを考えられる程度に
覆い尽くすモノが外れた状態になったかなと

しかしながら
人見知りと言うか実のところ対人恐怖症気味
初見、関係の浅い相手が一度に増えると発作的に「面」を付け替える行動に出てしまう
飛び抜けて勢いと元気のいい時は乖離している時
嘘でもないけれど本音でもなくて
その場に期待される反応、解釈
表現の仕方や発言にすり替えてしまう

抜き身でいつ折れても不思議のない状態
そんな時に支えになってくれたモノには真摯に向き合いたいし
ゆっくりと穏やかに向き合いたい

本当に自分がやりたいこと
本当の自分でいられる時間
本当の自分を話せる相手
じっくりと浸っていたい
今はそう思う程には落ち着いて
静かな元気さを取り戻せたように思います

自由なようでいて、愚かで滑稽な道化者の印象は良くないもので
そのままの評価への反応は「笑顔」を被ることで求められる姿勢をとれるけれど
本当に大事なモノに悪い影響を与えず
落ち着いて向き合える為の時間を重ねて行きたいものですね

今回は完全に自分語りのたわごとですが
あなたはどうでしょうか
萎縮してしまったり、誇張してしまったり
無茶をしてしまったりしていませんか?
思い当たる方はどうぞご自愛下さい
最後までお付き合い頂いてありがとうございます

この記事があなたの明日からの世界を
より良く出来れば幸いです

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Ryu
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