ロクステ員の選ぶ9枚(はづき)
こんにちは!ロクステ10期のはづきです。現在ドイツのベルリンに留学中で、毎日ゆるゆると暮らしています。もとは日本の音楽を中心に聴いていたのですが、留学中の身であること、好みの変化から、最近は海外の音楽も沢山聴くようになりました。聴く幅が広がると、自ずと好きな音楽に出会うことも増えて楽しいですね。
自分の音楽の聴き方として、一度好きになったらしばらくそれしか聴かない、なんてことがよくあります。所謂マイブームというやつです。新しく知った音楽で起こることもあれば、既に聴いたことはあるけれど、ふと思い出したように聴いては「え、これこんなによかったっけ?!」といちいち驚き、その後しばらく聴き続ける…というのもよくやります。ということで今回は、最近自分の中でブームが再来中のアルバム・EPを9枚選んでみました。
エピソード / 星野源
大好きな星野源の作品の中から一枚。忙しい毎日を忘れさせてくれるような、温かい生活感が滲むアルバムです。星野源は、好きすぎて聴きすぎてもはや普段使いでは聴かない、の境地です。でもやっぱり好きなので、たまに聴いてはその都度感動しています。素朴だけれど洗練されたサウンドが聴くたびに新鮮に響いて、これは一生聴き続けるなと確信しています。
テクノデリック / YELLOW MAGIC ORCHESTRA
星野源の次にYMOはコテコテですね…。YMOはアルバム全部本当に好きなんですが、特に久しぶりに聴いたときに好きが爆発するのはこの『テクノデリック』です。終始暗い印象で、音も全体的に硬いのですが、そこが癖になります。個人的に、音楽聴くのに疲れたときなどによく聴きます。
Drunk / Thundercat
何度聴いても最高です。留学中のベルリンで彼のツアーがあったのをきっかけに聴きなおし、やっぱりいいな…となりました。海外アーティストのちゃんとしたライブに行くのが初めてだったので、もう楽しみで楽しみで、チケットを買ってから毎日聴いていました。ライブが終わった今も、余韻でずっと聴いています。
Bones / Michael Mayo
LA出身のボーカリスト・作曲家、Michael Mayoのデビューアルバムです。リリースは2021年と比較的最近ですが、ときどき思い出して聴いて幸せになります。このアルバムの一番の特徴は、鮮やかなコーラスワークです。楽器のような使い方がされていて、耳がとにかく心地いいです。
賛美 / 大石晴子
二年前の春に出会ったEPです。そのせいか春になると聴きたくなります。確か去年の春もたくさん聴いていた気がします(笑)。優しさと力強さを兼ね備えた歌声、丁寧な歌詞、ソウルフルなサウンド、『賛美』というタイトル、すべてが調和していて目の前がぱっと明るくなるような一枚です。
This Journey In / The Rebirth
とにかく気持ちよくて踊りだしてしまいそうな一枚。1曲目のタイトル曲 ”This Journey In” が一番好きで、一気にテンションを上げてから最後まで聴きます。比較的滑らかな音が多く、華やかというよりはしっとりした印象ですが、しっかり踊らせてくる感じに気合いを感じて好きです。
…とここまでは比較的昔に出会ってマイブームがすでに数回来ているものを上げました。ここからは、ごく最近出会って聴きまくり、これはきっと今後もまたブーム来るだろうな、と思ったアルバムを紹介します。
Tako Tsubo / L'Impératrice
フランスのポップバンドL'Impératriceの2021年リリースのアルバムです。懐かしさを感じる踊れるディスコサウンドと上品なボーカルが何となくアンバランスで、それがいい味出してます。
からり / カラコルムの山々
最近日本のインディーズから離れていたのですが、このEPを聴いて、なんだこのバンドはかっこいい!!と衝撃を受けました。一曲目「大仏ビーム」を聴いたときのインパクトは忘れられません。存在感あるベースとギターの音色がかなり好みで、帰国したら絶対にライブに行きたいです。そして多分その時にマイブームがまた来るのだろうなと思っています。
Don’t Go Tellin’ Your Momma / Topaz Jones
ニュージャージー州出身のラッパーTopaz Jonesによる2021年リリースのアルバム。自身が脚本・監督を務めるショートフィルム”Don’t Go Tellin’ Your Momma”のサウンドトラックという位置づけの作品です。歯切れのいいラップはもちろん、トラックが光っています…。リラックスしたギターのサウンドが好みです。
いかがでしたか。沢山音楽を聴きあさる中で、こんな風に何度も聴く作品に出会えると本当に楽しいですよね。このワクワク感をずっと味わっていきたいな!以上、ロクステ員の選ぶ9枚でした。