パーマクライシスはこの国にも
先日同級生と再会した時、改めて当時お互いをどう思っていたか、どう見えていたかという話になると、僕に対してはやはり「不安定なヤツ」というニュアンスで返ってきた。
テンションの落差が大きく、昨日はあれだけ口数が多かったヤツが今日は怖いくらい黙っている。
そりゃそうだ。
ひどい時には朝いちで殴られてから登校していたんだ。
起きるのが遅い、起きてからもダラダラするなと頭をはたかれていたが、これだけ毎日脳にダメージを受けていたら脳の回復作業こと睡眠の質にも影響するだろう。
親が犯罪加害者という不快感はタバコのにおいとして可臭化され、それをまとって毎日学校に通う。
今でも、長きに渡って子ども一人で本当によく耐えたな、大きく道をそれず、穏やかな人間に育つなんて充分立派だなと自分を褒めたくなる。
Permacrisis パーマクライシス、長期に渡る不安定な状況を意味する言葉がイギリスのいちメディアの「2022年の言葉」に選出されたそうだ。
(10月末に決まっちゃうって、早くない?)
僕個人は幼少期から数十年家庭環境において、そして日本全体も世界情勢の影響から来る物価高により、あらゆる支出の見直しを迫られている非常に不安定な状況だ。
日本は30年間賃金が変わらなかったり悪い意味での安定をしてしまっていたが、冒頭の同級生も僕同様、2020年以降働き方について改めて考え、「給料型ではなく報酬型」の価値観についての議論にも花を咲かせた。
(きっと、同じ本を読んで触発されているんだと思う)
最新のニュースをチェックすること、それを踏まえて行動は早めに、しかしあと何十年も(100歳マイナス年齢)生きるのだから冷静さも忘れずに。
同級生との会話だけは安定していて心地が良かった。