昨日のもうすぐ日が落ちそうな頃、それでも屋外はとても暑かった。
普段は飲み物を持ち歩いているが、疲れていたのかそれもいよいよ忘れてしまい、2時間水分補給なしであちこち回る。
序盤の30分くらいから喉の渇きを感じていたので、2時間も経つ頃には少し生命の危機を感じるまでになる。
僕はコンビニの飲み物というものを何年も購入していない。
スーパーで買った安い飲み物を、自宅冷蔵庫で冷やして持参という生活が当たり前になっている。
しかし今日はその飲み物を忘れてしまった。
最終手段と言わんばかりにフラフラの状態でコンビニに入る。
緑茶500mlペットボトル1本148円(税抜)、昔からこれくらいの値段のイメージはあるけれど、ドラッグストアでは緑茶2Lペットボトルでもっと安いものもある。
高いなぁ、だけど今水分補給をしなければ僕の身体が持たない。
しかし「便利な立地にあるコンビニの冷えた飲み物」には価値がある。
僕がいつも購入している500mlの緑茶は72円(税抜)だけど、店に入って奥まで歩いて手に取り、レジに向かうまでのストロークがある。しかも常温だから一度家に持ち帰り冷蔵庫に入れなければならない。
そう考えると、日頃72円で手に入る緑茶にほぼ同額の手間賃を足した148円を支払ってすぐに快適に飲める緑茶が手に入れると思えば、これは損ではない。
会計を終えてコンビニを出て、早速冷えたお茶を飲む。
まだまだ空は明るい。
体内に水分を補給すると、久しぶりに空の色を感じた。
これからは自分の健康を考えて、もっと早めに148円の対価を支払おう。
水分補給を怠れば、人は確実に駄目になってしまう。
水のありがたさを実感した。