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Photo by
yokoichi
ヒッピハッピシェイク
高校の時のクラスメートに、肌は白く、ちょくちょく学校を休み、体育の時間に体を動かすと鼻血を出す人がいた。
彼が学校をサボるようなタイプの人間ではないことは明らかだ。
しかし当時はよく分かっていなかった。自分も、他のクラスメートも。
なぜ彼は学校を休んでも先生にあれこれ言われないのか、僕らはちょっと遅刻をしただけで怒られるというのに。
結局彼は高校を中退した。誰も連絡先は知らないし、名前ももう忘れてしまった。
どこかで元気に生きてくれていれば良いのだが。
「学校やめるよ」と一言でも言ってくれれば、「ゆっくり休んでね!」とエールを送れたかもしれない。
何も言わずにいなくなられると寂しいし、情報がなければ心配のしようがない。
生きていることはつらいけど、生きていなければ楽しいことも味わえない。
今年の秋は、2〜3年ぶりにあちこち出かけることができ、「生きていて良かった」を何倍も実感することができた。
おそらくここからまたしばらく、個々で生きなければならない猛威が再びやって来るだろう。
日本人は特に共通事項なんだ。
自分だけが孤独に生きているのではない。
身体が限界なら「休みます」、仕事をしているなら「こういう仕事してます、依頼お待ちしています」
これだけでもちゃんと宣言していれば、今の時代、生きていけそうな気がするんだよな。
お手伝いさせて頂いてるグッズ販売、全然商品更新してないや。
仕事しなきゃ。