9月19日 いけんの日
多様性の時代だ。
一昔前の、みんなで同じ思想を持ちましょうと言いた気だった世の中に比べれば、一人ひとりに異見があることは良いことだけど、それをぶつけ合うことを日本人はあまりしないような気がしている。
人の意見は聞かないけど、自分にはアイデンティティーがある、それだけだと何か人として文化的に足りない所があるのでは、と思ってしまう。
ただ、傷つきたくなかったり、討論に負けるのは恥ずかしいという気持ちもよく分かる。
討論や議論の中で自分の意見が弱い(マイノリティーである)ことは恥ずかしいことではないと思える世の中に変えるか、もしくは負けないように知識を頭に詰め込むか。
多様な価値観が存在しているけれども、今はまだ収拾がついていないような気がする。
日本で起こるデモは、賛成派がなかなか押しかけない。
反対派が声を上げるイメージが圧倒的に強いし、賛成派が現地に称賛しに来る文化がないと言うべきか。
海外の映画の中や現実に起こっている出来事にまつわる映像で見るようなケンカではない、正当な意見のぶつけ合いを日本人同士もするようになったら、日本経済も、税金も、一人ひとりの満足感全てに変化が起こるんだろうなと思う。
安全保障関連法が施行されたことにより、日本から海外の軍艦へ燃料の提供が行われ、このことに反発した人も当時いただろうが、比喩的に言えばそんなようなことをしている日本人はたくさんいる。