欲張り屋さんな悲劇のヒーロー・ヒロインフィルター
『もう頑張れなくなった』
『無理はできなくなった』
『本当の私に準ずることしかできなくなった
昨今、よく見聞きするフレーズです
私も心の底からそう感じているから
よく言います
『もう頑張らなくていいよ』
『もう無理することはないよ』
『あなたの本当の姿、状態で生きるのよ』
時代は、周囲は、
こんなアンサーフレーズを返してくれます
以前に比べてどこにもかしこにも
我々の手の届きやすいところに
気づいたらこの種類のフレーズが
そっと寄り添ってくれていることが
増えました
以前よりもグッと身近になりました
これらの言葉の数々に出逢って
救われたり勇気をもらったり
背中を押してもらったりして
"本来の自分"に戻っていく選択は
とても素晴らしいものです。
しかし、ここで
とっても恥ずかしい己を見るようですが
悲劇のヒーロー・ヒロインフィルターが
かかっていないか確認をし
現実を見つめる時がきました。
"頑張っていた"ということは
欲張っていたということです
『寝る間も惜しんで頑張った』
→起きている時間を欲張った
それによって得られる
他者からの賞賛や承認を欲張った
(自分の体を休める時間は欲張らなかった
『本当は自分のペースで生きたいのに
周りのペースに無理に合わせて頑張った』
→周りのペースに合わせるエネルギーを
欲張って放出した
エネルギーコストがかかります
『嫌なことを辛抱して頑張った』
→嫌なことに割く時間を欲張って確保した
嫌なものも欲張って自分の中に入れた
『自分の望みがいつまで経っても叶わない』
→欲張って色々取り込みすぎて
望みがどれかわからなくなっていた
身動きが取れるスペースもない
『自分の望み、好きなことがわからない』
→欲張って口の中で味が混ざりすぎた
ブクブクペーッ🫧しよっか
この世に起きるすべてのことは
自分が許可していないと
起こるはずがありません
眠る時間よりも起きている時間を
自然な自分のペースよりも
加速・加圧が必要で
エネルギー消費量も嵩む周囲のペースを
魂が安らぐ時間よりも
無理をする時間を
好きな味よりも
別にそうじゃない味を
どちらを選択するか迷った挙句に
「こっち！」と決めて
欲張ってきました
自分の許容量を超えた頑張り屋さん
そうよあなたは何も悪くない
ちょっと待ってください
悲劇のヒーロー・ヒロインフィルターを
外して眺めてみたら
自分の許容量以上を望んだ欲張り屋さんかもしれません
しなくてよかったかもしれないことも
やりました
どちらも立てなくなっている姿は同じです
中身やニュアンスは異なります
全身全霊を酷使しすぎて立てなくなった
それもあるでしょう
欲張りすぎの取り入れすぎの食べすぎで
消化不良を起こして立てなくなった
それもあるでしょう
どちらの自分も内包しているはずなので
どちらの自分も認めていたいものです
しかし悲劇のヒーローヒロインフィルターの
存在に目を瞑らず
自分が欲張ったという事実を
棚上げしないでおきたいものです
大変な環境？
大変な人間関係？
大変な試練？
ありました、ありました
但し、それを選んだのも
自分の人生に取り込んだのも
咀嚼したのも消化したのも自分です。
自分の全容を知っていくと
自分が自分に還っていくと
自分が気持ちいい呼吸のリズムがわかると
自分のよろこびはここにあるんだと
そのシンプルさを再認識していくと
自分が何で"足りる"か知れると
自分じゃないものを
わからずに欲張っていただけと
わかってきます
自分が一番求めている味は
結局外にはなくて
自分の中心からコポコポと沸き続けている
泉のお水の味だとわかってきます
その味が自分にとって一番美味しいのです
『ずっと探していたものが自分の中にある』
私はフィルターを外して
強欲な 欲張り屋さんな自分を
見つけてしまいました
欲張りという言葉は
まぁまぁ恥ずかしいけれど
事実ですので、丁重に実態確認をし
捕獲、和解し、安全に示談が成立しました
もう欲張りません
私の許容量、最適量は
私がよく知っているからもう安心です
五感を澄まして
一番しっくりくる呼吸をして
必要な時だけ 必要な量
外から美味しい味を取り入れて
自分から湧き出る泉のお水を
採掘し、味わうことに
よろこびを覚えはじめています
以上です
いいなと思ったら応援しよう！
