FANBOXを約1年続けて学んだこと
こんにちは☆RRR☆です。
自分は2021年の12月からFANBOXを始め、今月の10月を最後にFANBOXをやめようと決めました。なので厳密には今はまだやめてないんですが、今月分の漫画を投稿して終わりです。約1年間の運営でした。
1年の間に良かった点4つと残念だった点3つをみつけたので話したいと思います。最後に、これからFANBOXを始める人へのアドバイスも書きました。
【良かった点①】コアな読者様を知れる
無料で公開していると、自分のことをそんなに好きでない人も漫画を読む場合がありますが、お金を払ってくれる人はけっこうコアな方です。そういったコアな読者様を知れるのは、嬉しいことだと思います。誰がどうとか、あまり気にしないほうがいいとは思いますが、コアな方を知れる感覚っていうのは、知らない土地ですごい親切な人に会ったときの感覚と似てる。これからも支援してくれた人たちには感謝し続けると思う。
【良かった点②】自分の漫画の対価を知れる
自分の漫画でお金を稼げたという事実が自信につながります。お金がすべてではないけど、自分の漫画には金銭的価値があると知れるのは嬉しい。
【良かった点③】マニアックな作品も投稿しやすい
FANBOXは無料公開でないぶん、閉ざされた空間のため、あまり恥ずかしさなく自分の性癖を描くことができます(笑) 例えば駅の改札で友人と性癖語り下ネタトークはできませんが、宅飲みしながら性癖を語るのはできる。そういうことです(笑)
【良かった点④】安心感がある
これは③の理由にも言えることかと思いますが、お金を払ってまでして読んでくれる読者様(支援者様)方は基本的には自分の作品スタイルを気に入ってくれている場合がほとんどで、どの作品も受け止めてくれていると感じました。このおかげで、安心感をもって作品を作れたなぁと思います。支援者様方には感謝してもしたりないほど、自分にとっては嬉しかったことです。
残念だった点①無料のほうが多くの人に読んでもらえる
いくら支援者様が多くいる人でも、無料で公開した時のほうがやはり多くの人に読んでもらえると思います。自分も支援者様は少なくはなかったんですが、無料で公開したときと同じくらい読んでもらうことはできないので、それがすこし無念だったかな。
お金よりも、多くの人に描いた漫画を読んでもらう事に喜びを感じるタイプの人にはFANBOXは向かないと思います。
自分もこれが理由でFANBOXをやめるようなもんです。
残念だった点②反応はあまりもらえない
FANBOXには閲覧数を確認する機能がないので、何人の人に読んでもらえたか、視覚的にわからないので実感がわきません。
「いいねボタン」や「コメント投稿」という機能は付いているのですが、いいねやコメントを残す人は支援者のうち60分の1くらいしかいません。これは人によって読者様たちの性格傾向がちがうので、なんとも言えないんですが、自分の読者様たちはシャイな方が多いみたいであまりいいねボタンをおしてくれる人はいませんでした。これが、クリエイター同士の相互支援とかだったらまた違うと思いますが、作者と読者という関係では読者様と対等にはなれないので(読者様が上なので)気をつかってもらうわけにもいかないので、独り相撲状態になるのは仕方ない話です。
残念だった点③時間に追われる
やはり毎月一定の量の漫画を描くとなると時間に追われます。
それは覚悟しておいてください。
ただ、やってみていい思い出になったと思います。やって後悔は全くしていません。ただ、自分には向いていなかったということで、向いてる人にはいいものだと思います。
最後に、今からFANBOXを始める人にアドバイスをするなら、3つのことが言えるので話します。
アドバイス①お金を取ることで反感を買うこともある
世の中には、金がかかることを悪とする人もいます。特に、「プロじゃないおまえに金を取る資格はない!」という意見の人も出てくる場合があります。自分は今までで2人、そういう感覚の人に会いました。ただ、自分の漫画に値段を付けることは別に悪いことではありません。それで金を払ってくれる人がいればいいし、いなくても別になにも起こらないので。この他人の行為に文句を言ってくる人はけっこう変わった人なので、あまり関わらないほうがいいです。
アドバイス②ネタ帳をもっておいたほうがいい。
コンスタントに途切れず作品を投稿していくには、常にネタ探しをする必要があると思いました。特に、40ページくらいで完結する漫画を20枚ずつにわけて2か月ほどのスパンで描いてる人は大変だと思います。漫画は続きをだらだら続かせるのは簡単なんですが、勢いがよくコンパクトにまとめられた作品を描くのは大変です。まぁ、長編漫画を完結させるのはもっと大変だと思いますが(^^;)
自分は短編漫画を毎月投稿する自信がなかったので、80ページくらいの中編漫画を30ページ/月くらいのペースで投稿していました。
ただ、思い返すとそれはあまりいいことではなかったように思います。数か月かかる漫画は、それだけ支援者様への負担が大きい。漫画のつづきを読むために長期間支援してもらう状況を作ってしまうのもどうかと思った次第です。
あとやはり人は飽きてしまう生き物。長編漫画も30ページくらいの短い更新でうだうだ続いては支援者様に飽きられてしまう。それによって支援者数が減ることもある。うまくやるにはやはり40ページ完結くらいの短編をコンスタントに出すのが理想だと思いました。
アドバイス③フォロワー数と支援者数は関係ない
フォロワーが数万人以上いる人でも、FANBOXでは2千円も稼げないことが多々あると聞きます。逆に自分はフォロワー数は全然1万に行かないんですが、毎月6千円~1万円の間をもらっていました。なんでそんなにもらえたかはいまいちわからないんですが、たぶん自分の作風がマニアックだったからだと思います。マニアックな作風だったので、代替えがないのでその分濃い読者様がいたのかなぁと・・・。
他の人を見ていても、マニアックな性癖を持ってる人はFANBOXでは強いと思いました。
自分もある日、男の尻に全力フォーカスした絵を投稿したらその日だけで支援者様がかなり増えました。あんまり「男の尻が好きで好きでどうしようもない」みたいな人は少ないと思いますが、一定数いるのも確かです。これがいわゆる狭く深く刺さる作品で売る戦法ですね(笑)
逆に広く浅くに受け入れられる作品は金を払ってまで買う人なかなかいない気がします。
ということでした!
短くまとめると・・・
①作品を数千人以上の人に読んでもらいたい人はFANBOXはしないほうがいい
②作品が100円でも金になったほうが嬉しい人はFANBOXやったほうがいい
です!!
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