うんちまみれ。
ヤツは、忽然と現れる。
ー偉(め)そうな人たちに囲まれた超真剣会議の時、
ーメモしなきゃレベルの大事なことを話されている時、
ー心を鎮めるためのヨガをしている時。
どこからか風の如く颯爽とやってきて、
私の頭の中満杯に侵食してくるヤツ。
うんち。
うんち。
うんち。
うんち。
それは、
文字だったり時に絵文字(💩)だったり。
とにかく、私の脳内に
ブラックホールのごとく永遠と散りばめられる
うんち。
あっちでは、
脳内うんち祭りが派手に開催され、
こっちでは、
脳内電光掲示板に必要以上に流れ、
追っ払おうとすればするほど
ギッッチリとより頑丈にこびりついてきて、
ますますヒートアップしていく。
本当にどうしようもないうんちなのだ。
その頃一方、
外から見た私はというと、
超真剣会議中では、
「なるほど…!そういう視点もあったのか…(顎に手)」
と、クソ真面目な顔で真剣に考えていますよ風を装い、
メモレベル話中では、
「ふんふん…ふんふん…あ〜はい!、ふんふん…( 約0.5回/秒 程の相槌)」
と、相手の目をしっかり見る&鬼相槌で今言った事全部脳内インプットしてまっせ風を装い、
心鎮めのヨガ中では、
「今、地面と、地球と、繋がった気がします…!(清々しい表情と共に)」
と、あたかもヨガを完うしました風を装う。
今のところ、
他人から「今お前うんちまみれだろ」
と見破られたことはないので、
私はどうやら、
まみれてないフリが上手いらしい。
いつやってくるか分からないうんちに、
ハラハラして、
不意んち(不意にやってきたうんち)に、
お願いだから引き下がって下さいと頭を下げ、
外面では「実は今、脳内うんちまみれ★」
ということを気付かれぬよう
涼しい顔で器用に隠しながら生きている。
私は、
なんてチャーミングでピースフルな人生を送っているのだろう、
と思った。
(これを書いている時もヤツは当たり前のようにやってきて、今もなお馬鹿騒ぎしている。)