2/4 - デザインの四原則をマスターしよう!【整列編】
これさえ知っていれば、誰でもデザインのクオリティがアップする! そんな「デザイン四原則」のお話です。
今回は、第2回目となる「整列」のお話。まだ前回の記事を読んでない人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
基本原則2:「整列」とは?
この原則を一言で説明するならこんな感じです。
必ず、何かと揃えよう。
デザインするときには、文字や写真などを配置しますよね。このとき「なんとなく」はNGです。「必ず何かと揃える」と意識しましょう。
次の名刺のデザインを見てください。
こちらはダメな例。それぞれの要素がどこにも揃っていません。これだと見栄えも悪いですし、雑に作った印象になってしまいますね…。
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そこで、すべての要素を揃えてみます。
だいぶスッキリした印象になりました。ほんの少しずつ位置をズラしただけなのに、大きな違いです!
下の図のように補助線を引くと、揃えた場所が分かりやすいです。
すべての要素が補助線にピッタリ揃ってますよね。
PowerPointのようなスライド作成ソフトでもPhotoshopのようなデザインソフトでも、こんな風に補助線を引く機能がついています。面倒くさがらずに必ず使うようにしましょう。それだけでデザインがワンランク向上しますよ!
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続いて、さらに「整列」を強調してみましょう。
一気にスッキリさがアップしました!
ここで、なぜスッキリしたのか考えてみましょう。デザインのコツは「きちんと理由を理解する」ことです。
その理由は、補助線を引くと見えてきます。
たった1本の補助線に、すべての要素が揃ってますよね。こうすることで、より強く「整列してる!」という印象を出せるんです。
これを踏まえて、もういちど補助線を消して見てみましょう。
補助線がなくても、文字の左側に「見えない補助線」を感じることがわかりますか? これが「なんとなくスッキリ見える」の正体です!
ここで重要ポイントが出てきました。
きっちり整列させると「見えない補助線」が出来る。これこそが、スッキリ感の正体!
こんな風に、デザインにはちゃんと理由があります。それを知って使いこなすのが上達の近道です。「なんとなくデザインする」状態から一歩前進ですね!
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さて、この名刺デザインには、もうひとつ揃っていることがあります。それが「余白」です。以下の画像を見てみましょう。
こんな風に、名刺全体の余白の高さと、文字同士の余白の高さが揃ってますね。これもとっても大事なポイントです!
余白もキッチリ揃えよう。
ここでも「キッチリ揃えよう」が出てきましたねw
「整列」の原則は、とにかく几帳面になることが大切です。はじめは面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば少しの手間でグッとデザイン力が上がります。誰でも出来て効果が高いので、しっかりマスターしていきましょうー!
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まとめ
今回は、デザイン四原則の2つ目。「整列」についての解説でした。
資料作成やポスター制作など、あらゆる場面で効果が高いです。デザイナー以外の人も必ず知ってほしいテクニックです。
特に「見やすいデザイン」や「きちんと説得力のあるデザイン」を作りたいときに効果大です!ぜひぜひ試してみてくださいねー!
次の原則は「反復」です! こちらも解説記事をつくったのでどうぞー!
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「デザイン四原則」の記事一覧