【ブログ】一番Disられている動物を決める
ああああああああああああ!!!!!
何で負けるんだよこんなにぃ!!
味方は何してるんだキエエエエエエエ!!!!!
あ"〜毎回毎回理味方が猪みたいに突っ込みやがって嫌になるわこのゲーム!なんで目的を忘れるんだ鳥頭が!!もっと考えてくれよ本当に!
味方猿なんかな!?猿だなきっと!そうだと思わないとやってられんわ!!!
はぁ〜。
…
まぁ…。
『猿も木から落ちる』って言うしな…。
そりゃ負けるか〜。仕方ないよな〜。
…ん?あれ?なんか違うな。
『猿も木から落ちる』って、たしか「名人でも間違えることはある」って意味だよな。
そしたら『猿』は褒め言葉…?
いやいや、しかし『猿真似しか出来ない奴』とかDisったりもするしな…。
…んん?
冒頭からキレ散らかした姿を見せてすみません。
クロシオです。
動物って居るじゃん?
かわいいしかっこいいよね。
動物が出てくることわざ、慣用句とかっていっぱいあるじゃないですか。
例えば『猿も木から落ちる』と言えば、「その筋の名人」=尊敬に値する人物を動物に例えて励ます言葉ですね。
しかし、『猿真似』のように、「上辺だけのモノマネ」=浅はかな真似しか出来ない奴、と完全にDisる言葉として動物を用いている言葉もあります。
動物側からしたら勝手に褒められたりDisられたり良い迷惑だと思いますが、1番Disられてる動物って誰なんでしょうね?
という訳で、
気になったので調べました。
◆ ルール説明 ◆
まずはルールを決めます。
国内外に存在する動物が含まれることわざ、慣用句、イディオムなどを調べていき、
・褒められているものは+1pt.
・Disられているものは-1pt.
・その他微妙な判定のものは、語句の意味、登場している動物の印象を加味して±0.5pt.にて判断
といった感じで集計していきます。
合計ポイントが一番高い動物を【褒められ動物王】、そして合計ポイントが一番低い動物を【Disられ動物王】として呼ぶ事にしましょう。
ただ語句を数えるだけだと、動物によって数に差があるため比較が難しそうですが、この方式なら語句数が多いほど±の相殺も多そうなので、釣り合いが取れて良い勝負をしそうな気がします。
というわけで、(不)名誉ある動物王達は誰か?
やって行きます!
◆ 調査開始 ◆
さあ、調べるぞ~。
とは言ってもインターネットでことわざ、慣用句を検索して、
こうやって纏めていくだけなんですけどね。やる事自体は楽なもんです。
…と開始はしたものの、
犬猫多っ。
考えてみたら当たり前なのですが、人間の生活に近い動物は語句の数も多いみたいですね。終わるのか?これ。
まあ多い分には困る事はないでしょう。
逆に語句の数が極端に少ない動物も居そうなので、似たような動物は纏めていきます。狼は「犬」で一纏め、烏や鷹は「鳥」で一纏め、といった感じで。
どの動物の語句も数は多い方がいいだろうし。
うーん
飽きてきた…。
…あれ、そもそも動物って何がいたっけ?
犬、猫、鳥、猿…
あんまりマイナーな動物を調べても「そんな知らない言葉と知らない動物に1位取られても」って腑に落ちなくない?これ。
…というか、何を持って「有名な動物」なんだ?
んー………
…
あっそうだ。
というわけで、動物園に来ました。
日本人の立場からの「ある程度有名な動物」の基準は「動物園にいるような奴」で良いんじゃないでしょうか。
(暑さと坂道で息切れしている私)
初めて来たから知らなかったのですが、この野毛山動物園、入場料タダなんですね。すげ〜
おぉ〜〜〜〜〜。
動物園は小さい頃遠足で行きましたが、なんとな〜く眺めて終わった記憶があります。しかし大人になって俗世に塗れた今、改めて来ると、なんと言うか、こう、…スゴ。動物って神秘じゃん。
生きてるんだぜこいつら。
いい天気なのもあり、どの動物達も非常に眠そうですね。
動物園の花形、ライオンも退屈そう。
いい天気だけど、狭い檻の中はちょっとかわいそうよね。
ん?
どうした?
いきなり驚いた目をしてこっち見始めたんだけど。
なんだその目は?
えっ、もしかして「お前も1人なのか…?」って言ってる?
「周りに親子連れかカップルしか居ないのにお前何してんの」って?
や、やめろ!!妙な共感をするな!!
資料集めに来てんだこっちは!!!
ふー、なんか普通に楽しんじゃった。動物園久しぶりだったけど楽しかったな。
ライオンに憐れみの目を向けられはしたものの、これで「有名な動物」が分かったぞ。
という訳で、本大会の出場者はこのようになりました。
慣用句がヒットしない動物がいるかも知れませんが、エントリーだけはさせておきましょう。可愛かったし。
「他にも有名な動物いるだろ」って人は近くの動物園に行って人気を上げて下さい。
帰宅。(歩き疲れた)
さて、対象の動物も決まったところで、さっさと結果を出していきましょう!
◆ 結果発表 ◆
そんな感じで、集めに集めました動物の語句。
映えある褒められ動物王、不名誉あるDisられ動物王は誰なのか!?
まずは褒められ部門から発表していきましょう!!
◆褒められ部門 第3位◆
褒められ動物第3位は兎。
可愛い容姿、すばしっこく動く様、そして古来より身近な食肉であったが故か、「人間にとって有益なもの」の象徴としての加点要素が多く、体格に勝る数多の動物を押し退け入賞しました!
語句の中身はこんな感じ。
加点要素が多いものの、「弱い」「ありふれた存在」といったモチーフでもあったが故に減点も重なった印象。次に紹介する2位の動物と僅か1ポイントの差でしたが、3位での着地となりました。
あ、因みに各動物の語句一覧はオマケで記事の最後に載せてますのでよければ見てね。
では続いて、2位に行きましょう!
◆褒められ部門 第2位◆
第2位は馬。
屈強な体格、温厚な性格、人を乗せて走る利便性、人類の発展に大きく貢献してきた頼もしいその姿は、好印象の塊だった模様。
褒め言葉、Disり言葉双方の語句の数はそんなに差がなかったものの、馬を直接批判するような言葉が少なかったためにこの結果に。「死んだ馬は」「偉そうな馬は」など、「○○の状態の馬はアカン」という具合に、(馬自体は役に立つが)といった意味を含んだ語句が多かったです。
語句の数は兎の倍近く差があったものの、TOTALポイントは僅か1pt.の差となった褒められ部門。なかなかいい企画になったんじゃない?これ。
それでは褒められ部門、1位はこの動物です!
◆褒められ部門 第1位◆
映えある褒められ動物王は、強さの象徴、虎。
「強い存在」「理想の在り方」として表される語句によって、大量の褒めポイントを稼ぎました。
荒々しい姿から「迷惑」「危険」という意味の語句もあったものの、減点要素を意に介さない、倍以上の加点要素がありました。
TOTALポイントに関しても2位の馬と倍以上。
圧倒的優勝です!
因みに、同じ「強い動物」で思い浮かぶライオンは褒められ9位という結果に。こちらも強さの象徴としての語句はあったものの、単純な語句数が足りなかった模様。
日本周辺の生活圏・歴史からは、虎より馴染み薄い点が強かったかもしれません。第二回大会開催はアフリカ大陸の方にやっていただきたいですね。
そんな顔するな。お前もかっこいいさ。
◆Disられ部門◆
さてさて、ここからがこのブログの本命。気持ちの良いお子様向けのランキングの時間は終わりです。
最もディスられている動物は誰か?
こちらも3位から見ていきましょう。
◆Disられ部門 第3位◆
来ましたお猿さん!!
…とはいえ、個人的にはDisられ部門の優勝候補だった彼、何とその上に2匹も別の動物が君臨する結果に。
語句の内容はやっぱり「普通の人間よりも下の存在」の例えとなる事が多く、悲しいながら「無能な奴」「自分より下のやつ」の例えとしての語句が減点数を稼ぎこの結果に。
可愛いんだけどなー。
興味深かったのは、地域の差。日本や中国の諺では「頭の悪い」というイメージが強かったのですが、英語圏では「騒々しい奴」のイメージが多かったです。
アジア圏の方が内面を批判する形で陰湿ですね。まあこんな企画やってる私が一番陰湿ですが。
さあ、優勝候補の猿を打ち倒した奴らはどの動物達なのか?
続いて2位の発表に行きましょう!
◆Disられ部門 第2位◆
猿を抜いて第2位となったのは、蛇。
今更ですがこの大会、語句ごとのポイント付与は私個人だけで決めた基準なので、皆さんからすると多少疑問に残る結果のものがあるかもしれません。しかしこの蛇という動物、調べた21語句中、そもそも褒め言葉としての語句は僅か2つのみ。
その上今回、同じ語句の派生系や似た意味合いのものはなるべく除外しているので、そちらも含めればさらに-5〜-10pt.くらいは減点が重なっております。文句なしの「Disられ動物」でした。
また、3位の猿は「浅はかで迷惑」など、目の前にいる人物の愚かな行為を例える語句が多かったのですが、この蛇は見た目や振舞いよりも、「悪いこと」「悪い人」「悪」そのものの例えとして登場する言葉が多く存在しています。「ジャ」の呼び名は伊達じゃないですね。
褒め言葉1位、虎の真裏にいるような、堂々たる悪役でした。
…さて、なんだか蛇が優勝したような悪役っぷりですが、この上にもう1匹、います。
Disられ部門の王はこいつだ!行ってみましょう!
◆Disられ部門 第1位◆
不名誉あるDisられ王、一位は犬。
まずその特徴として、語句の多さが挙げられます。その数なんと109。2番目に語句数が多かった鳥が48語句。倍以上の差がありました。
そもそもこの犬、加点数も褒められ部門1位の虎を追い越している23.5点。
ある時には人に忠実な姿、またある時にはだらしないその姿がそのまま我々人間社会の写鏡として語句に現れていました。
3位の猿に関しては「あまり関わりたくない無能な奴」、2位の蛇に関しては「関わるべきではない悪そのもの」を表す語句が多かったですが、犬達に向けた言葉は「社会生活の中の嫌な部分」という形の言葉が多かった印象。
人間と長い間歩みを共にしてきたからこそ、人間と同じくらい皮肉も褒め言葉も遠慮なく言いやすい存在なのだと思います。たぶんね。
全体の集計結果はこんな感じ。
犬の圧勝だったり、キリンやカバは今回の対象となる語句が見つからなかったりはするものの、そのほかの動物は割と拮抗した勝負を見せていたのでは?
語句数のバラつきによって極端な結果になるかも知れないと思っていた私としては、この結果は非常に満足でした。
…と言うわけで!
皆さんも人を褒めたい時は虎に例えて、人をDisりたい時は犬に例えると気持ちが最大限に伝わりやすいんじゃないですかね、多分。
…さて。疑問も解けたところで、私はゲームの続きでもやろうかと思います。
以上、クロシオでし
えっ、何!?
お、お前達は…!
水の生き物!!
…
…
調べたよもう
ホラ。
お前らバラバラだと語句が少ないし、寄せ集めても差引0pt.にしかならないし、扱いが面倒な割に載せても文字が増えるし、面白みがないから没にしただけだぞ。
何なら動物園と同日に水族館にも行ったのに、集計したら全然ネタになんなくて嫌になっただけだぞ。
雑魚が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
というわけで、いかがだったでしょうか。
わかりやすい教訓として、色々な言葉に出てくる動物たち。
Disりの裏に愛があったり、尊敬の裏に皮肉があったり、人間の面倒臭い感情や生活から色んな喩えにされていますが、そんなこと気にせず今日も動物たちは生きてます。
言葉の中にいる動物達の顔が浮かんだら、偶には動物園に行ってみてください。子供の頃とは全然違う景色が広がっていると思いますよ。
私も結構感動したし。
それではそろそろ、この辺で。
私はゲームの続きをやろうと思います。
以上、クロシオでした!!
…
ウガアアアアアアアアア味方ぁ!
この猿がいつまでもいつまでも!これじゃ蛇の…、なんだっけ、えーと蛇みたいに這いつくばってても意味ねえだろオイ!!オイ!!!!
あー違う違うそっちじゃないって!!!犬みたいに…えーと、犬じゃないんだから、こう…あーもうクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソ
おまけ
回ればいいのよ元々空気