【ブログ/日記】 大 儀 【そうめんをたべること】
こんにちは。クロシオです。
昨日、用事ついでに銀座駅に行ったんですよ。
いつ見ても色んな意味で高っけえ街だ。
ブログのネタになるものないかな〜って少し見回ったんですが、特に思い付かず。
まあ、それなら用事も済んだし帰宅しようと。
あ、電車に乗る前にトイレに行きたいなと。銀座駅に戻りながら歩いていたんですわ。
あ〜、あったあった。
んじゃ、トイレ寄って帰りま…
ん?
なんかあるな。
定食屋?
今日はお昼食べてないから小腹は空いてるんだよなー。
どれどれ。
大 儀
店名の圧凄いな。
うどんとそうめん屋さんらしい。
あー、なんか雰囲気でわかる。これ、「美味い店」だわ。絶対入るべきだわ。
トイレを済ませ、メニューを眺めていると、店員さんが中から「空いてますよどうぞー!」と案内してくれた。
わざわざ声掛けてくれたなら仕方ない。(もう元々入る気満々だったけど)
食べてみよう。美味いそうめん。
17時頃という、お昼にも夕食にも中途半端な時間だったため、店内は私だけ。
ちょっと寂しい。
しかし昔ながら〜って感じの店内だ。私としてはお高く纏まった店より非常に落ち着く。
メニュー表紙もちょっと凄い。
店員さんが凄く気さくな女性で色々話してくれたが、小豆島に本社があり、ここ銀座と高田馬場の2店舗があるお店らしい。
コロナ禍で時短営業をしていたから、つい最近まではこの時間は店を閉めていたとの事。良いタイミングで来れたようだ。
ンゴォ。めっちゃ美味そうだなどれも。
おすすめと書かれていた『茄子のピリ辛そうめん』を注文。
まぁ〜。言うてそうめんだからな。
美味しそうだけどあんまり期待しない方がウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ美味そううううううう。
風味がもう、良い。
ダシと胡麻の風味が。アァヘェ〜。
「使った茄子がちっちゃかったから一個増やしといたよ〜」と店員さん。「アリガトナス!」という単語が思い浮かび口から出かかったが、それを現実で口に出すのはダメだ。ここは銀座だ。ギリギリ踏み止まった。
(「ありがとうございます!茄子好きだから嬉しいです!」って伝えた。喜んでた。嬉しい)
実食。
まあ言うてそうめんだからね。正直味は想像つく。いただきます。
!?
えっ
おどる美味さ。
想像してた味ではあったものの、細かさ、ハジケ度合いが違う。
まずそうめんのコシが凄い。何というか、弾力がある。その周りをネギと胡麻の風味がジワーッと走り、さらにその上をやや強めにピリ辛の唐辛子がピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンピョンしている。
何だこれ。味のダンスだわ。テクノポップ?
すんげ〜細かい味が、そうめんをトランポリンにして跳ね回ってる。うっま。
完食。
一気に食べた。というか止まらなかった。一曲が喉に凄い勢いで流れてった。
いやー凄いものを食べた。どんどん喉に入ったな。
食後に教えて頂いたが、いくつかのテレビ番組や雑誌、新聞が取材に来てくれているという。おばちゃん店員さんが雑誌や新聞記事を持って来て嬉しそうに語ってくれた。
いや、そりゃ来るわ。
なんか違うもんここ。普通に「高いそうめんを食べてる」というより、「我々の住む日本より少し甘辛い味が人気の、並行世界のそうめんを食べてる」という感じ。
いや〜美味しかった。
見せて頂いたグルメ雑誌にも載っていたが、一番人気は『鶏そうめん』だという。
(※雑誌の中身を勝手に載せて良いのかと思い、一部消してます。)
ふ〜ん。いつ行く?
いや〜美味かった。
味もさることながら、雰囲気もすごく良かった。話好きの店員さんと、厨房からニッコリ顔を覗かせてくれた、優しそう〜〜な店長さんの2人。
突然変な時間に来て一品だけ注文した私みたいな人間にも丁寧に、柔らかく対応頂いて、何かこう本当に良かったなあ。
店を出た後、後ろで小さ〜く聞こえて来たんでふけど、店員さん同士で「良かったね」って話してたんですよ。嬉しっ。聞こえてるぞ。
ここはね、行って欲しい。
というかやっぱり、私が知らないだけで美味しいものや店は沢山あるんだよなあ。多分だけど、「安いイメージのある食べ物の高いやつ」って、もっと探ってみるべきかも知れない。安い食べ物の世界は何処かの誰かの、「これでも充分」で覆い尽くされてスーパーに並んでいる気がしてきた。自分から探りに行こう。
銀座駅の地下から直接行けるから探してみて下さい。もしくは改札付近からトイレ探してたらいけるかも。
別のネタ書いてたんだけど、あまりに美味かったし良かったから勢いで書いたブログでした。