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勉強嫌いが東大に行くと何が起きるか
まずは、私がどんな勉強嫌いなのか、自己紹介。
通っていた高校は、学年で10人くらい東大を輩出する、そこそこの進学校。
成績は悪く、下位20~50位をさまよう。
宿題は真面目にやらないし、興味を持つ勉強もほとんどないという状態でした。高一までは、定期テストで慌ててやった以外勉強した記憶がありません。
その後、高一の終わりから高二にかけて一念発起し、猛勉強の末、ギリギリの成績で現役で東大文科一類へ滑り込みました。
中高時代の私にとって、勉強は自分からやるものではなく、強制されて嫌々やるものでありませんでした。
こんなことを書くと、それでも東大に受かっているのだから天才なのでは?と考える人もいるかもしれないが、天才では決してありません。
部活の引退が高2の終わりだったこともあり、それなりに時間があったため、イヤイヤながらも勉強時間は確保していたという具合です。
まとめると、私は勉強が嫌いだけど、時間があり、かつ、耐えることでなんとか東大に入った人ということになります。
さて、そんな勉強嫌いが東大に入ると何が起きるか。
ズバリ、周りとのギャップに苦しむ…
周りの勉強が好きな人と考え・ライフスタイルが合わないです
東大には、勉強が好きで、勉強をしている人がとても多いです
勉強が苦痛なのではなく、「好きこそ物の上手なれ」で好きだし得意。だから、どんどんやり続ける✨
もちろん、全員がそうではなく、入学早々遊びにシフトする方々もいましたが、全体として勉強好きが多い印象です
一つびっくりしたエピソードは、男女3:3でタイプの異性を話している時に、
「勉強が好きな人」や「勉強をしっかりやる人」をタイプだとみんなで意気投合していた
ことです
東大生は勉強が好きでしっかりやるからこそ、異性にも自分の好きなものを好きであって欲しいという感情が働いているのでしょう
自分にとっては衝撃すぎました。自分的には、むしろやってない方がかっこいいっていうか。ヤンキーとかね、格好よくない?わたし大好きなんだけど、ちょい悪の男の子
何はともあれ周囲と感覚が合いません…
二つ目
アイデンティティの形成に手こずりがち
勉強が好きで、東大に入った人は、勉強が好きで得意な人にとっての環境が整っている東大を良いところを活用して、入学後も勉強に勤しみ、道を拓いていきます。
そして、勉強することが彼らの好きなことでもあるから、彼らのアイデンティティをうまく形成できる可能性が高いのです。
一方、勉強嫌いで東大に入った人は、自分の好きなことが分からず、あるいは自分の好きなことを押さえつけて、嫌いな勉強を頑張るという進路を選んでいます。
そして、入学後も嫌いな勉強をして、合わない環境の中で進路選択・選択をしていかなければなりません。勉強が一番得意な人たちが集まる学校だから、卒業後の進路も勉強が得意な人・好きな人に向いているものが多くなりがちです。
でも、勉強嫌いにとってはそれは苦痛でしかない。
自分が好きではない進路が最も身近にある環境に身を置くことで、自分が好きで向いている進路からどんどん遠ざかってしまうのです。
まとめると、勉強嫌いが東大に行くとまぁまぁしんどいことが待ってます。
勉強は東大受験で終わらないです。東大に入ってからもまぁまぁしっかり勉強しないとダメです。
勉強をしないと、置いていかれるようになるし、周りに勉強好きが多いので、感覚が合わない。好きじゃないことをしてるので、周りに比べて幸せじゃないと感じるようになります。
なので、無理して東大にいかなくてもいいと思います。
自分が生きやすいと思う環境で生きるのが一番いいです。
とはいっても、高校生のときにそんな判断をするのは難しいですよね😅