【AIイラスト技術検証】NovelAI v4 アクションタグ(壁ドン)
今回の記事は、NoveAI v4で実装されたアクションタグの効果を「ハグ動作」や「壁ドン動作」で検証をした内容の解説です。
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本記事では、複数キャラクターでの動作の主体・対象指定を行うアクションタグを扱います。複数キャラクターを指定する方法が不明な方は、先に以下の記事をご参照ください✨
アクションタグについて
NovelAI公式による、アクションタグの解説の引用は下記の通りです。
複数人で行う動作の主体と対象を指定できる機能です。公式の説明で挙がっているhugについて検証を行います。
ハグ動作による検証
キャラクタは、アリスと赤ずきんの二人にしました。下図のオレンジ丸で囲んだ箇所にhug動作を指定しています。アクションタグとしてmutual#を試します。
二人ともmutual#hugとした場合、下記のように、ほぼ同じ力でお互いが抱き合う構図になります。
赤ずきんをsource#hug、アリスをtarget#hugにしたものは下記となります。
sourceが動作の主体となり、targetが動作の対象となることがわかります。赤ずきんがアリスに上から強く抱きついてますね✨
アリスをsource#hug、赤ずきんをtarget#hugにしたものは下記となります。
sourceが動作の主体となり、targetが動作の対象となるため、アリスが赤ずきんに上から強く抱きついてますね✨
壁ドン動作による検証
次は、壁ドン動作で検証を行います。壁が必要になりますので、共通プロンプトにbrick wall(レンガの壁)を追加しました。
壁ドンは、mutualのような対等な関係性はありません。
赤ずきんをsource#kabedonにして、アリスをtarget#kabedonに設定したものは、下記となります。かなり壁ドン感が出てますね💖
逆パターンとして、アリスをsource#kabedonにして、赤ずきんをtarget#kabedonに設定してみます。下記の通り、赤ずきんの背中に壁が移動しました。アリスが攻めているということが分かりますが、この場合、手を伸ばしてくれていません。
kabedonというキーワードの解釈が甘いように見えたため、hand on wallを追加して確認したところ、壁ドン感がでてきました。
まとめ
アクションタグ(mutual#, source#, target#)によって動作の主体と対象を指定することができます。
・mutual# → 二人とも動作の主体である場合
・source# → 動作の主体
・target# → 動作の対象
攻める側がsource、受ける側がtargetで覚えておくとよいと思います。
攻め受けを調整できる点で、優れた技術であると思います。
副作用としては、攻め側の身体が大きく、受け側の身体が小さくなる傾向があるので、それを考慮する必要があります。