生成AI「Claude」でPUBG MOBILEのファイト構築分析をしてみたら…
優秀と好評の生成AI「Claude」
様々な生成AIがリリースされているが、外国語版のみであったり、膨大な容量を食うシステムであったり、なかなか敷居が高い。
その点で、chatGPTやBardは手軽に使えて便利ではある。
今回は、日本語版はまだリリースされていない「Claude」という生成AIを使ってみることにした。
利用するデータは前回の分析に用いたPMWI2023のキル数に関するデータ。
プロンプトも同様にし、生成AIの違いでどのような分析の違いが出てくるか見てみることにした。
「Poe AI」を使って「Claude2」を使ってみる
日本で「Claude2」を使うには、通常のダウンロードでは難しい。
旧方法の「Google検索」で調べてみると、どうも「Poe AI」というサイトから利用できるらしい。
「Poe AI」は、様々な会話型のAIツールが使用できるプラットフォーム。今話題のGPT-4などメジャーな対話型AIが使用できる。
早速このプラットフォームを使い、「Claude2」を検証してみる。
前回と同じプロンプトに対して、このような回答↓
この後は、「Poe AI」が進めてくるプロンプト例に沿って会話してみる。
「Claude instant」でも検証
「Poe AI」では、最新版の「Claude2」だけでなく「Claude instant」というバージョンも利用できる。
同じ「Claude」でも分析内容が全く異なる結果だったので、共有したい。
プロンプトは全く同じ。
まさかの、分析不可の反応。
16チームの情報を一度に処理できなかったのかもしれない。
ならば、WWCD(1位)を獲ったチームStalwart esportsに絞って分析をお願いしてみる。
Stalwart esportsのキル数は、分析しやすかったようだ。
続いて日本代表のReject tokyoの分析を指示。
「Claude instant」の分析では、より長い生存が条件のひとつと考えられる。キル数の情報がきちんとそろっていないと分析が難しいという回答をする傾向があるのかもしれない。
続いて、韓国代表のDplus Kiaの分析を指示。
全てのチームの情報として抽出できなかった、メンバーが欠けている情報の(-1)などの表示。この情報にきちんと反応している点は特筆すべきかもしれない。
PUBG MOBILEは4名1チームで戦うバトルロワイヤルゲームであるが、生存数に関する分析は個人的に興味深かった。
(すべてのチームに表記できずスミマセン…)
せっかくなので、Dplus Kiaに関して少し会話してみることに。
「chatGPT」などでは、ネガティブな表現があまり出てこない。
ほとんど肯定的な表現で分析内容を説明しているが、「Claude instant」ではネガティブなものはネガティブな表現でストレートに表記されている。
盛んに「情報不足」を訴える「Claude instant」。
次はもう少し情報の多いもので検証してみようと思う。
eスポーツの分析の観点からも、生成AIのプロンプトの観点からも、是非ご意見ください!