【その一歩が踏み出せない】あなたへ、私が挑戦し続ける3つの理由
いざ何か新しいことを始めるときは、経験がないゆえに不安ですよね?ましてや、それを1人で行うことであれば尚でしょう。
そんな不安を抱え、踏み出す勇気がないあなたに、私が挑戦し続ける3つの理由をお話します。少しでも、背中を押せれば幸いです。
先日あるオンラインサロンで「先に出席した息子さんが『とにかくうちのお母さんは、行動力が凄い』とおっしゃっていましたよ」と。
実はここまで私を突き動かしているのは、他でもない亡くなった親友3人なのです。
この3人の親友から学んだ、チャレンジ精神をお話しましょう。
1.Aちゃんの場合
Aちゃんとは20代の頃、化粧品店の店員と美容部員として出会っています。
お互い転職しても親交を深める中、突然
「結婚する前に、彼氏と東京で 同棲してくる」と。それから1年も経たないうちに「彼氏と別れ、自分だけ東京に残る」と、連絡がきたのです。
ほどなくして、白血病で入院の連絡が…。
白血病といっても、当時はピンときませんでした。今のようにパソコンも携帯もなかった時代です。入院中の彼女との連絡は、すべて手紙でした。
たくさんの手紙に、私に会いたいと書いてありました。しかし気になりながらも、私は結婚し2人の子どもを抱えていました。さらに新たに立ち上げた仕事も忙しく、奮闘中だったのです。
東京出張でも分刻みのスケジュールに、お見舞いには行けませんでした。なにより、そんなに酷いとは思っていなかったのです。
連絡も途絶えたある日、「夏目雅子と同じ病気で亡くなった美容部員がいる」と風の便りが。ハッとして実家に電話を入れると
「娘は亡くなりました…あなたに会いたがっていました。」
悔やんでも悔やんでも、悔やみきれず…彼女は享年32歳、私は35歳でした。
行動に移さなかったことが、ずっと今でも悔やまれてならないのです!
時は戻せない!石橋は叩かないで直ぐ渡る!実行あるのみ。
2.Sちゃんの場合
Sちゃんとも20代の頃、仕事関係で出会っています。年齢はSちゃんのほうが上ですが、Sちゃんの悩みを聞くことが多く友達関係に。
あの、東日本大震災が起こる2ヶ月前のことです。もう1人の友達と3人で泊りがけのパーティをしました。それが最後の楽しい思い出となったのです。
Sちゃんの、やっと成立した「離婚パーティ」。長年の苦しみから解放され新たな門出をお祝いしようと、私が誘いをかけたのです。
まさか2か月後に震災が起こるとは、誰も知る由もありませんでした。温泉付きホテルに泊まり込み、カラオケをしたり朝まで語り明かしたり。ただただ楽しかった思い出が…。
その後Sちゃんに、今度は息子の悩みが浮上。震災1ヶ月前から毎日のように、私の店に来るか電話かメール。後から思えば、別れを惜しむ毎日の連絡だったのかも…。
Sちゃんは、あの東日本大震災直後、海沿いにある自宅に向かう途中、津波に遭遇した。1週間後、手書き新聞の死亡欄にSちゃんの名前を発見…。
ブティック勤務のSちゃんから、すすめられた喪服を着て葬式に出席。震災3ヶ月前に、当時やせていた私にピッタリの喪服があるとSちゃん…まさかSちゃんの葬式に着ることになるなんて!
最後の最後まで、波乱万丈なSちゃんの人生。
ライターとして「この波乱万丈な人生を、書いてよ」と言われているような気がしてならないのです。
3.Y子の場合
Y子は高校時代の友達です。お互い結婚して私は宮城、Y子は大阪に。それでもY子は、お里帰りの度に我が家にも一泊。
電話も遠距離でも気にせず長々と。それも夜昼関係なく…。電話料金はいくらかかっただろう。そんなことは、お互いO型の性格でお構いなし。
宮城と大阪でも全く、距離を感じさせない2人の関係でした。Y子が膀胱癌で入院しても、いつも元気で明るく電話をくれたのです。
今度会うのは気仙沼市内(宮城県)の「大島という小さな島」(朝ドラの舞台になっていた)に「橋が通ったら、一緒に渡ろう!」でした。
それが、私が『WEBライター検定2級と1級』を同時に受験したときの話です。当時は『WEBライター検定コース』のようなプログラムもなく、ただひたすら自分との戦いでした。
1週間ずらしたとは言え同時進行の勉強は、2級と1級を行ったり来たり。そして期限も間近に迫る中、もう1回見直してから2級提出を決めたその時、Y子のお兄さんからの電話。
「たった今、Y子が亡くなったや…。」
頭の中が真っ白、泣くことも出来ず…。2級の試験は見直さずそのまま提出。あと1級が残っている…。2級が簡単に思えるほど、めちゃくちゃ難しい1級。
こんなときに、こんな試練を強いられるとは、人生最大の葛藤…。
いや、これだけではなかった。心の中は鉛を被せたように重く、いざ期限ぎりぎり1級提出の段階、またもや訃報が…。友達の元夫の訃報だった。それも、私が友達に知らせる役目に…。
ことごとく、死と向き合う試験だった。人生何が起きるか分からない、困難に困難が覆いかぶさることも。自分の人生もどれだけ残っているのか、やりたいことを先延ばしにしたら次はない。ずいぶん考えさせられた。
まとめ
この3人の想いに突き動かされていると、いつも感じています。ライターとして生きる私に、次のことを教えてくれているのです。
このように、彼女たちの死を無駄にしたくなく、挑戦し続けているのです!
踏み出す勇気がないあなたも、まずは一歩踏み出してみましょう!
失敗しても、生きていれば何度でも挑戦できるのだから。