會津商人館の1階を高校生のためのスペースにすると期待できるいいこと
喜多方市塩川町出身、会津女子高、福島大学経済学部を卒業し、2004年から東京に住んでいて、2010年からフリーランスのWebデザイナーをしている古川です。
2017年頃から、福島県でも活動を開始し、6年ほど東京と福島県の2拠点での活動を続けています。
2019年には会津若松市の有志と当時の東京の大学生たちとあいづっぺでぃあというメディアを立ち上げました。
そんな私は、だいたい、月に一度は神明通りを通ります。今は空き店舗の方が多い印象です。
特に、神明通りに数年前にオープンした會津商人館が、非常にもったいない状況です。
2023年3月1日現在、物件情報サイトによると、9つの部屋が空いているようです。
神明通りに面した1階の5万円と15万円のフロアはどちらも空いています。
この20万円分のスペースを、高校生に解放したらどんないいことがあるでしょうか。
効果的な広告宣伝費用の使い方
今日現在、物件情報サイトのCHINTAIとエイブルには、會津商人館の物件情報が掲載されています。
つまり、現在の會津商人館は、収益の上がっていない物件というだけでなく、広告宣伝費がかかってしまっている状況です。
1階の20万円分の2フロアを、高校生に月2万円で貸すとします。
そうすると、月に20万円の収益が見込めるはずが、2万円の収益になってしまいますが、それと引き換えに、毎月の物件情報サイトへの広告宣伝費用を削ることが出来ます。
また、高校生が何かをやっている、というのは、新聞やテレビ、ウェブメディアなどが取材しやすい状況です。
高校生が何かをやっている、という状況を作ることで、費用をかけずに場所の宣伝が出来る可能性が高まります。
また、現状では、寂れた施設というだけの印象ですが、高校生が出入りし、取材などで情報感度の高い大人たちも出入りすることにより、場所の価値が高まります。
場所の価値が高まれば、空いている部屋が埋まる可能性が高まります。
月20万円を高校生に投資することによって、2階の現在空室の7部屋が埋まれば、月額271,000円の家賃収入を得られる状態ができます。
また、空室が埋まれば、物件情報サイトへ広告宣伝費用をかける必要がなくなります。
高校生を集めてどうするのか
これが一番大事な部分です。高校生に2万円で物件を貸すというのは、ここにポイントがあります。
15万円の広いほうは、もともとレストランが入っていたので、厨房があります。
ここを、最近、流行っているシェアキッチンにします。
シェアキッチンの運営管理を高校生が自主的に行い、月に2万円の収益を上げることで、商売を学ぶための場所にします。
バイト禁止の高校も多いかと思いますので、そこはインターンという名目にするなど、なんとかする知恵をお持ちの方がいましたら、教えてください。
シェアキッチンとしての稼働は月に数回程度とし、そのほかの曜日は、コワーキングスペースとして解放します。
高校生と會津商人館2階の入居者は1日100円で利用可能、仕事でたまに使いたい人は、1時間300円、1日1,000円で利用可能にすることで、世代間の交流を促します。
5万円の狭い部屋のほうは、私語禁止の宿題や受験勉強のためのスペースにして、高校生以外は立ち入れないようにしてもいいかと思います。
誰が管理するのか
責任者は、考えないといけませんが、利用者としてのみ関わる高校生の他に、運営者として関わる高校生の団体を作りたいと思います。
常駐して高校生を見守る管理者は、高校の先生を退職された方や、神明通りの役員の団体関係者などで、世代交代を行い、比較的時間に余裕のある高齢の方などがいいのではないでしょうか。
5万円の狭い方の部屋は、高校生ではなく、管理者の方たちの詰め所として利用してもいいかもしれません。
シェアキッチンのスケジュール管理、コワーキングスペースの売り上げの管理、家賃、水道光熱費等のお金の管理は、高校生の運営団体を中心に、大人たちがサポートする形で行います。
イベントの企画
より多くの高校生の交流を促すためにイベントを企画します。
これはディスコパーティーのようなものではなく、会津地方で活躍する20代から30代前半の起業家や地域おこし協力隊の方たちが登壇する高校生向けのイベントがいいのではないでしょうか。
最近では、高校生向けの団体もいろいろあるので、そういった団体の関係者を呼んで話を聞いたり意見交換会を行うのもいいと思います。
また、受験関連のセミナーもいいと思います。
このようなイベントを開催することにより、会津若松市内だけでなく、喜多方市や大沼郡の高校の生徒たちも気軽にこの施設を利用できるようにします。
この施設が神明通りでなければ行けない理由
会津若松市内だけでなく、他の地域の高校の生徒たちも気軽に利用できる施設にするためには、神明通り以上にいい場所はないと思います。
また、シェアキッチンとして貸し出す場合も、知名度と、そして気軽に行ってみようと思える場所という意味で、会津地方で神明通り以上の場所はありません。
高校生が自主的に運営する施設を作ることが商店街にもたらす経済効果
高校生がこのような経済活動を行うことによって、とはいえ、彼ら生み出す収益は微々たるものでしょう。
しかし、彼らのインフルエンサーとしての価値は、大人にはないものがあるのではないでしょうか。
まずはあらゆることの起爆剤になると思います。
本屋さんが出来る
現実的に、高校生が神明通りに集まるとなれば、まず、受験に特化した本屋さんには可能性があると思います。
本屋さんは少しずつ、会津若松市内からなくなっていった経緯はあるかと思いますが、競合がなくなった今だからこそ、高校生の意見を取り入れた本屋さんには可能性があるのではないでしょうか。
送迎の保護者が神明通りに集まる
定期的に若者が自分たちの未来を考えるためのイベントを行う場合、喜多方市や大沼郡の高校生には送迎が必要になります。
つまり高校生の保護者が、定期的に神明通りに通うことになります。
そうなったら、例えばイベントの前後に食事を取るためのレストランや、イベントが終わるまで待機するためのカフェなどの売り上げも上がることでしょう。
会津地方の高校生たちが集う拠点作りに向けて
だれか、興味がある方がいらっしゃいましたら、ご連絡をお待ちしております。
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