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いつまでもこども

私には苦手なものがある。ビールとコーヒーと白身と黄身が分かれた卵である。

社会人でビールとコーヒーが苦手だと困る場面が多い。乾杯は間違いなくビールだし、訪問や差し入れでコーヒーが出てくることがある。断れるときは断るのだが、断れないときもあり、その時は我慢して飲むのだが、いつまで経っても克服できない。苦みをとにかく受け付けられないらしい。コーヒーに至ってはコーヒーゼリーもコーヒー牛乳も好きになれない。私はこれからもスタバではティービバレッジしか頼まないし、「とりあえずビールで!」なんて一生言うことはない。

白身と黄身が分かれた卵とは具体的に言うと、ゆで卵と目玉焼きの黄身である。特に固ゆでの黄身は絶対食べない。どろどろの半熟卵とスクランブルエッグとだし巻き卵は食べられる。なぜなのかは分からない。誰か教えてほしい。

ここ最近、自宅には紅茶党の私のために友人や同僚がプレゼントしてくれた美味しい茶葉がたくさん置いてあること、私は自炊とするとき絶対に賞味期限切れ前の卵をゆで卵にすることがなく目玉焼きも作らない、ということに気づいた。気づいて、私の子どもっぽい好き嫌いを自覚した。今日も自分のことばかり考えていた平和な一日だった。

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