ことばの呪い
人の何気ない一言や暴力的な一言に傷ついて生きてきた。
およそ10年。暗闇にいたのは約1年ほど。
心傷に向き合えるようになったのは、最近。
気がついたのは最近。
強くなれ、自信を持てと言われたから。
どうして、私は弱いのか。
どうして、私は自信がないのか。
突き詰めていくと、思春期のデブやブスという容姿に
対する暴力的な一言だと気がついた。
思春期真っ只中での心ない一言は、私に深く突き刺さった。
めちゃくちゃ深く刺さってる。今も抜けてない。
抜きたいのに、抜けない。
体のこと、顔のこと、いじめられていたから、
いじめる側は容赦なく、躊躇うことなく、
突き刺してくる。
私を傷つけることに躊躇いなどなかった。
本当に傷ついて、苦しんで、死にたくなった。
あの時、私は死のうと行動した時もあった。
けど今も生きてる。生きていてよかったと思う。
美味しいご飯を食べれるし、好きな人の近くに居られる。
好きな洋服を着れるし、大切な人とたくさん話が出来る。
私の記憶の中の泣いている私はそこかしこにたくさんいて、
抱きしめたくなるくらいにわんわんと泣いている。
そして今もまだ私は泣いている。
容姿の呪いが消えない。
どうしたらこの呪いは消えるのだろう。
一生付きまとうのかな。地獄だな。
最近、思った。
いじめてきた人達が言ってきたことが、
全てではないのはわかっている。
それはたくさんの中の一部であることは知っている。
私のことを好きだと言ってくれる人がいることもわかる。
ただ残っている呪いは消えてくれなくて……
好きだよという言葉も変換されてしまう。
どこが好きなの?なんで好きなの?
本当に私なの?太ってるよ?嫌いじゃない?
と私の中の真っ暗な私が私に言ってくる。
そこに耳を傾ける度に沈んでいく。
呪いは大きい。私をいっきに突き落とす。
引っ張り込む。すごい勢いで。
呪いに負けるな。君は素敵だ。
呪いに負けるな。君は綺麗だ。
呪いを跳ね除けろ。君は可愛い。
私よ、負けるな!
思春期の呪いはなかなか消えない。
今もまだ闇の中。
明るい場所を目指して歩いてる途中。
もしかすると一生出られないかもしれない。
そう思うと怖い、けど歩くのは辞めない。
出られないかもしれないけれど、歩き続けなければ、
明るい場所すら見つけられない。
私にとっての明るい場所を目指して歩く。
実体験を元に詩的に書いてみました。
最近、有難いことに自分と向き合う時間が増えまして…
(旦那さんのおかげです。専業主婦で時間があるのです。
ありがとうねー!)
またダイエットを本格的に行っていることも
ひとつの要因だと感じております。
ダイエットを始めてから、洋服の選び方が変わったり、
楽しめている自分に気がつきました。
その反面でちょっとしたことでズドンと
落っこちていく自分にも気がつきました。
どうしてだろうなーと考えて、
これかな?と思ったのが上記の『ことばの呪い』です。
思春期の多感な時期を、このように何気ない一言や
傷つけようという暴力的な一言で傷ついてきました。
そしてこれが根深いのです。
デブ!と言われて、傷つきました。
今もデブではありますが、容姿に対する自信のなさは
ここからくるものだろうと感じております。
ブスも同じですね。いじめてきた人にも言われました。
しかしもっと印象に残ってるのは、高校生の時の
帰りの電車のホームにて言われた『ブス!』でした。
しかも知らない他校生です。
今となっては『はぁ?お前が私の何を知っとるんじゃ!』
と思います。
しかしあの時は本当に傷つき、
一緒に帰っていた友達の前でうるっとしてました。
この呪いを掛けられてから、学生期間の10年は、
根暗に過ごしてきました。めっちゃネガティブです。
今も根本は変わらないのでネガティブですがね!(笑)
多少ポジティブになったのかなと思います。少しだけね。
社会人になっても呪いは消えずに残っています。
そして今もまだまだあります。
あの時ほど濃くはないですが、ふとしたきっかけで
ぶわっ!と私を覆うくらいの大きさの呪いではあります。
たまに地獄だなーと思いますが、結構楽しい地獄ですね(笑)
美味いもの食べて、太って、好きな人や大切な人と話して、
たまに沈んで、復活して、また……とサイクルを積み重ねて、
そうやって生きていく地獄です。
地獄の中で楽しみを見つけて、
地獄のような呪いを跳ね除けて、
暗闇から明るい場所を探して、
私の人生はきっとそうやって
生きていくのだと思います。
私のような人はきっと性別関係なく、
たくさんおられると思います。
容姿に対する呪いだけでなく、
呪いはたくさん存在すると思います。
とりあえず生きていきましょ。
時には沈んでも、美味しいものを食べたり、
楽しい映画を見たり、好きな人の手を握ったり、
可愛いものを愛でて、この地獄を楽しく過ごしましょ
地獄の中にも花は咲きます。
小さな花を愛でながら楽しく過ごしていきましょ。
最期に生きててよかったと感じられるように
生きていきたいですね。
そんな風に考えた午前中でした。
失礼しました。
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