Zepp Nagoyaの想い出〜R&R大辞典〜
Rose&Rosary名物 『マツザイル現象』
ライブ本番中、3人が3人とも、
まったく同じ立ち位置で、
まったく同じタイミングで、
まったく同じパフォーマンスをすることを思い立った結果、
広いステージで3人も居るのにどう見ても1人にしか見えない状態のことである。
エグザイルのように、徐々にズレてすらおらず、1人なのである。
『事前にどうステージングするのか考えておけよΣ(゚д゚lll)!!』と思うお客様も居るであろう。それは大変すまなんだ。
事前に決めている部分もある。決めていない部分もある。
その日、そのとき思ったことを表現したり、
そのときの心境を、そのまま伝えたいと言う思いも強いので。
何より、事前に進行を取り決めても、テンション高ければ平気で破る性格の人間が2人居るので
マツザイル現象は起こる。
『俺は、そこは参加しないわ。そうしたらギターを弾けないので…』と言った上で、結局やる人間も1人居るので
やらないって言ったのにやるのかよ、突然のことに、避けようとした側もどうしていいか解らず、全員が不本意に巻き込まれながら、
マツザイル現象は平気で起こるのである。
そして、『いや、避けようとしてビビってるところをお客さんにお見せするくらいならば…!』と
全員がハートに火をつけて『我が先に!我が先に!』と思って爆走した結果、
やはり、マツザイル現象は平気で起こるのである。
マツザイル現象に出会った時には、広い心で
『ああ、今日も元気そうで良かったなぁ』と思って欲しい。
Rose&Rosary名物
『帰りたい、帰れない(歌:加藤登紀子)』
マツモト軍曹
『オイイイイイ!!長い間、上手がガラ空きじゃないか!!どうなってる!?進めーッ、進めーッ!!』
ノガワ二等兵
『む、無理です!ガラスのハートを持つ男が、ずっとセンターを陣取っております!!これ以上、マツザイル現象を引き起こすわけには…』
マツモト軍曹
『ぬぅぅぅぅ!!上手のお客さんも構いに行かねば!!誰か!!誰かおらぬか!!』
ノガワ二等兵
『て言うか、突然同じタイミングでマツモト軍曹とガラスのハートを持つ男が、2人とも下手に走ってきたんですけど!!
ふつう、ポジション交換とか、クロスするもんじゃないの!?
あんたたち、なんで一緒にこっち来るの!?
こっちも挟まれて動けないんですよ!!!こんなに広いステージで、なんで俺こんな狭いとこにずっと挟まってるの!?!?』
Rose&Rosary名物『せめてジャニーズ風』
サングラス姿の男は、
『どうしても被らないと本来の立ち位置に戻れないので、せめて
ジャニーズ風に高く足をあげるような感じの走行フォームで、爽やかな笑顔で通り抜けた』
などと供述しており、
Rose&Rosary名物『O型が居ないと死ぬ』
『うちのファンではないのに、暖かいお客さんたちがご好意で深夜1時まで残ってくださった』とB型のボーカルと、A型のギタリストは思っているわけだが、もしかしたら、
O型のファンの美少女たちが、ロビーでR&Rのフライヤーを自主的に配ってくださって、
『深夜1時くらいになっちゃうんですけど、私の好きなバンドなので、良かったら一緒に見て行って下さい』と
宣伝活動をしてくれたおかげでしかないかもしれない。
当たり前だが、受け取った人の大半は、『本当にごめんなさい、終電あるので、次回は必ず応援しますから…』と言う反応だった。
美少女たちを見て、O型のベースは『それは良い案だ、俺もやろう』と、フライヤー撒きに参加し始めた。
やはり、当たり前だが、受け取った人の大半は、『終電あるので…すごく見たいんですけど…』と言う反応だった。
その光景を見ていたメンタルの弱いB型のボーカルと、A型のギタリストは
『無理無理無理無理、あんなのB型できない、断られたら、出演時間が悪いんじゃなくて、自分が悪くて、うちのバンドに興味がないから見てもらえないんだと言う気持ちになってくる…』
『A型もそう思う、あれは無理無理無理…』
『やめよう、ねぇ、もうやめなよ、辛いよ、そんな辛い気持ちになってまで宣伝しなくていいよ』
と恐怖した。
しかしO型たちは、
『え?好きでやってるんだけど…』
『いや、結構楽しいよ』
と、平然としていた上に、『全然知らないバンドだけど、終電あるから本番見ないで帰るけど、折角だからチェキ撮影してく』と言うお客さんとかも平然と物販に連れて来るのである。
O型の底力怖い。
R&Rの出番のとき、サイリウムを持っている人達はみんなピンクにしてくれたが、現地に友達がいっぱい居るO型のお客さんが、客席で昼の時間帯から
『最後まで見て行って、サイリウムもピンクにして』
と触れ込んでくれていたらしい。
O型が居なければ、もしかしたら深夜1時のZeppには誰もお客さんは居なかったのかもしれない。
思い起こせば、先月、名古屋と大阪でライブをしたとき、知名度が無いながらも確実にお客さんに好感触だったのが解った。
常に桜塚やっくんの居るバンド、美女menさんと一緒のスケジュールで動いていて、しかも出番も彼らの直前ばかりなので、
『なんかこう、V系っぽいバンドが、美女menさんに乗っかり商法で宣伝しているように思われないといいよね…』
と直前まで本気で心配していたが、美女menのファンの方々が、時々涙しながら、心から応援してくれてるのも、演奏してて伝わってきた。
優しいお客さんに感謝しつつも、ひらたく言えば、だいたい
B型のボーカルと…おそらくは多分、A型のギタリストも、
『我の気持ちが伝わったに違いない。
我、最高!!我がナンバーワン!!自分を自分で褒めてあげたいデース!!』
と、口には出さないながらも内心、思いながら気を良くして帰るわけだが、
そのとき、
O型のベースケースにだけ、美女menファンが
書いてくれたファンレターが詰まっており
B型とA型はファンレターなどもらっておらず
O型は、『我、最高!!』と思ってるB型とA型のところに水を差してはいけないと思い
見つからないように、ツアー中、一生懸命ファンレターを隠していた
などと供述しており、
Rose&Rosary名物 『殿ーッ!!』
バカ殿のように、ふすまを何枚も開けながらすごい気迫で駆けつけてきたが、
2人とも同じことを言っているだけなので
だったら1人でいいと言う現象。
むしろ、それで疲れているのが2名であるくらいなら、損害であると言う現象。
しかも、殿はだいたい、自分で先に調べて、既にその情報なんかは知っている場合が多い。
殿はもっと早い段階で、その情報を配下たちに教えようと採算試みているが、配下たちはそのタイミングではダベったり遊んでいて、聞いてすらいない。
『殿ーッ!!!』現象は、主催ライブやワンマンライブにて、お客さんもよく見ることができる。
マツモト武士が、最後に
『本当にありがとうございましたーッッ!』
と閉めているのに、感極まってしまったナカムラ武士が、
言葉や表現は違えど、『本当にありがとうございましたーッッ!』と、
ほぼマツモト武士とまったく同じことを伝えているだけの現象である。
いや、1回でいいんじゃないの
今、閉めたばかりのふすまを
また開けるのかよ
ここでやめておけばいいものを、マツモト武士が
『普通はボーカリストが閉めるもんだし、いつもマツモトが閉めてるから…私のMCが下手だとは言え、そこは、マツモトが閉めたほうがシックリ来るのでは…』と思い、
さらに『ありがとうございましたー!』
と、またさらにふすまをこじ開け
さらに感極まったナカムラ武士がそれに食って入り、
殿!!
殿!!
殿!!
殿!!
と、お客さんの心のふすまを、いつまでもこじ開ける現象である。
Zepp Nagoyaでもアンコールの声を閉める際、
下手から出てきたマツモト武士が感謝の意を表して一旦閉めたところ
そのあと、状況を見ていないナカムラ武士が上手から出てきて
だいたい同じ感謝の意を叫んでいたので
ふすまを閉めるのは1回でよかったと思う。
だいたいの場合、お客さんのテンションがMAX状態のイベントで起こることであり、お客さん自身はそのとき
1回でいいんじゃね?
と言う冷静な判断が出来る状況ではなく、むしろ
『なんて礼儀正しい、お客さんに感謝を伝える人たちなんだ…』と感動していたりする。
殿と、Rose&Rosaryコアユーザーのみが、困惑した顔で2人を見ている。