主催ライブAFTER STORY B
コウちゃん様 「わたし、よくライブハウスで出演者と間違われることがあるんです」
シオン 「そうだろうねぇ」
コウちゃん様 「お客さんが、話しかけてくるんです。出演者さんですか?どこのバンドの方ですか?って」
シオン 「なるほど」
コウちゃん様 「いえ、違いますよ、ただの客ですって答えるんです。そしたら、他のバンドのお客さんは
これはラッキー!と思ってか、
” 俺はどこのバンドを見に来た、どこどこの誰で、普段はこうこう、こういうライブに行っているのさ。それで、こういう音楽が好きなのさ。なんでも聞いてくれたまえ。”
などと、長々と喋るんですよ。」
シオン 「めんどくさいね」
コウちゃん様 「でも、Rose&Rosaryのお客さんは、
ハッ!
これは大変失礼しました!!
出演者さんかと思いましたら、一般のお客さんでしたか!!
出演者さんであれば、こんなしょーもないオッサンと喋ることでも、少しバンドの宣伝になったりするかもしれませんので、仕方なく少しオッサンの相手をするメリットもあるでしょう。
このようなしょーもないオッサンですが、お話をうかがって音楽に興味があれば、出演者さんのCDを1枚買っていくかもしれませんので。
しかし、一般のお客さんなのであれば、話は別です!!
こんな、しみったれたオッサンと喋っても、あなたには何の得にもなりません!!
さぁ、こんなオッサンと話してないで、おくつろぎ下さい!!
これは大変失礼致しました!!
オッサンは早々に退散いたします!!
…と言って、すごい速さで立ち去っていくんです」
シオン 「……………………。」
コウちゃん様 「他にも、喉は渇いていませんか!飲み物をどうぞ!と言って、突然R&Rのお客さんが、横から飲み物を差し出してきたり」
「椅子に座っていたR&Rのお客さんが、突然立ち上がって、さぁさぁ、お座り下さい!と私に向かって言うのですが、なんかそこに気の効かないタイプの人が自分が言われたのかと思って座ったりするので、それを見て、後から しまった!!女の子1人エスコートできぬではないか!!クソッ クソッ 自分のバカッ ファック!!って自分を責めてたりしないですかね」
シオン 「……………………。」
コウちゃん様 「他にも、最前列に詰めるときに、ここいいですか?って隣の人に話しかけたら、いいですよ!くらいの返事かと思ったら、
これは失礼!オッサンが最前列に立っているばかりか、床にきったないオッサンのバッグまで置いて、こんなところ、人の来るところではない!!
今すぐ、この汚いオッサンの荷物を片付けますので!!本当に申し訳ありません!!
ってすごい速さで片付けるんですよ。
そこまで大量の荷物でもなく、周辺に撒き散らしているから隣に行けなかったわけでもないのに、必要以上に自分を責めるんです」
シオン 「……………………。」