ちいさな鉄の塊は思い出と青春の宝庫

今の10代は「携帯のメール」というものにあまり馴染みがないだろうし
便利さもあまり分からないだろう。
わたしが10代の頃の友達付き合いにおいては何より大切にしていたかもしれない。

友達や家族、彼氏……
誰からかすぐに分かるよう着メロを変えたりライトの色を変えたり、
時代が進化した今よりももっと”可視化”できて、消えてほしくない、すぐに見つけたいような大切なメールには鍵をつけて大事にしていたもの。
ある意味現代より便利だったのだ。

当時の思い出がたくさん残ったガラケーを今でも処分出来ずにいる。
ただの電子機器に青春がたくさん詰まっている。
あの携帯を処分するということは、思い出も一緒に手放すということだから。

学生時代の思い出ほど貴重なものはないだろう。

あの頃の自分の感情や、友達の言葉は一生忘れたくないから
古びたガラケーはわたしの宝物になっているのです。

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