au miraie(KYL23)の使い道を模索する
初期設定の壁
miraie (KYL23) とは、京セラによって開発されたスマートフォン。
しかしながら、CDMA 1X WINの終了に伴い、2024年現在では初期設定を行っていないと開通試験や割り込み電話の停止が行えず、ホーム画面にすらたどり着けない。
この記事は、なんとかしてこの端末を利用する方法を模索するものである。
ブラウザ
起動すると、通話サービス設定という名のウインドウが全画面表示されるが、通常のAndroidのように、画面上からスワイプして通知パネルを表示できる。
そこで「位置情報」を選択すると、位置情報の設定画面へと移行する。
そこで「モード」を「端末のみ」に切り替えた後、「バッテリー節約」または「高精度」を選択すると、IZatの利用許可が表示される。「利用許可およびプライバシーポリシー」を選択すると、ブラウザが起動する。
たまに起動しないが、再起動後に行うと負荷が高いのか成功する。
※再起動は電源ボタン長押しで電源オフ後に電源ボタン長押し
共有、Wi-Fi、Bluetooth
しかし、APNやWi-Fiも設定せずにネットワーク接続というのも無理があるので、設定する。
通知パネルを開き、Wi-Fiをオフにして、ブラウザの右上の︙から「ページを共有」→「ファイルコマンダー Wi-Fi Direct」→「設定」でWi-Fiの設定画面を表示可能。
Bluetoothの場合は共有先にBluetoothを選択するだけで良い。
わるあがき
とりあえずこれでブラウザにはなったが、ホーム画面を見ることができなければAndroidとしての意味がない。
ということで、悪あがきをしてみる。
インテント
これさえできれば御の字なのだが、やはり日本のメーカーといったところか、しっかり無効であった。
利用できたのはtel://とsms://のみ。不便。
このサイトがかなり便利だったので、貼っておく。
USBデバッグ直接接続
No devices/emulators foundだった。あたりまえ。
APKダウンロード&インストール
個人的にとても期待していたが、ダウンロード後に表示されるはずの通知が一向に出ない。と思ったが、内部では出ているらしく、通知欄には「通知を消去」のボタンが表示されるのみである。
file://からのダウンロード
上の派生形だが、そもそもダウンロードすらさせてもらえなかった。
ftp://も同様。
起動できたアプリ
開くことのできたアプリは以下の通り。括弧内は開き方を示す。
通話サービス設定(自動起動)
SMS(sms://、電話アプリ、共有)
電話アプリ(tel://)
ブラウザ(リンク)
+Lifebear(共有)
ナビウォーク(共有)
ファイルコマンダー Wi-Fi Direct(共有)
メモ帳(共有)
Bluetooth(共有)
Eメール(共有)
OfficeSuite Wi-Fi Direct(共有)
QR読み取り/生成(共有)
設定
もしほかにあれば教えてください。
起動できた設定項目
開くことのできた設定項目は以下の通り。括弧内は開き方を示す。
位置情報設定(位置情報アイコン)
通話設定(通話非表示アイコン)
Wi-Fi設定(上述)
Bluetooth設定(上述)
アプリ情報(共有のアイコン長押し)
エコモード(電池が切れそうなときに表示)
APN、モバイルネットワーク設定(上に同じ)
もしほかにあれば教えてください。
まとめ
いまのところホームにすらたどり着けない
設定さえ開けるなら作業は簡単
自信のある方、ぜひ。
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