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医療分野からアウトドア業界へ。より良い人生を送って欲しいという想いで繋がる仕事

R.projectグループで働く人たちのなかには、さまざまな経歴を持ち、その経験を活かして活躍する人も多く、まさに色とりどりです。もちろん異業種からの転職は、アウトドア業界に限ったことではありませんが、それにしてもなかなかの個性派揃い!
個性豊かな皆さんのお話を伺っていると、業界が違うからといって、それまでの経験は無駄にはならないし、むしろ活かされることがたくさんあるのだと気づかされることもしばしば。
そして、皆さんの仕事に対する想いや、仕事をするうえで大切にしていることは、R.projectグループのビジョンに通じていて、この仕事に“やりがい”を感じていることが伝わってきます。

そんな多彩なメンバーのなかから、以前焚き火の達人(関連記事:https://note.com/rproject_grp/n/n9f05ee27b77b)として登場し、科学的思考の大切さを教えてくださった田中飛雄馬さんに、ご自身のことについても伺いましたのでご紹介します。

田中 飛雄馬(たなかひゅうま)
R.projectグループキャンプ事業
所属:株式会社Recamp 運営部 本栖湖SUMIKA CAMP FIELD | 
2017年入社。アルバイトとして本栖湖スポーツセンターのキッチンと芝管理の担当からスタートし、2019年にキャンプ場専属スタッフへの配属をきっかけに正社員となり、RECAMP勝浦にてフィールドコントロール&イベント開催を担当。2022年以降は本栖湖SUMIKA CAMP FIELD にて勤務、フィールドコントロール&集客等を担い、ハロウィンイベント「大焚き火」の企画・運営なども行なう。


■経験から培えるものはスキルだけじゃない


━━以前はどのようなお仕事をされていたのでしょう?

田中:あまり会社の人にも言ってないんですけど、実は義肢装具士※だったんです。
高校時代、とにかく早く働きたいと思っていて、当時、進路相談にのってくださっていた先生のすすめで、短大へ進学して情報処理を学びました。2年生の時に「苦労してものづくりをするなら、人に喜んでもらえるものをつくりたい」と考えるようになって、短大卒業後に義肢装具士の学校へ入学して、国家資格を取得し、義肢装具士として約10年働きました。

※義肢装具士:医師の指示の下に、義肢及び装具の装着部位の採型並びに義肢及び装具の製作及び身体への適合を行うことを業とする者(引用:公益社団法人日本義肢装具士協会)

━━短大卒業後にまったく違った義肢装具士の勉強を一からはじめるのは、早く仕事がしたいと思っていた田中さんにとって、大きな決断だったのでは?

田中:そうですね。でも、やりたい、挑戦したいと思うことがあれば、何が何でもやる!みたいなところはありますね。

━━アウトドア業界に挑戦したい!という思いで転職されたのでしょうか?

田中:そこはそうではなくて(笑)。たくさんの患者さんとかかわらせていただいて、義肢装具士としては自分自身やりきった!と思えたので辞めることを決意しました。しばらくはゆっくりと過ごしてたんですけど、知り合いに誘われて狩猟をやってみたり、本栖湖SUMIKA CAMP FIELDでアルバイトをしてみたり、そのアルバイトがきっかけとなって繋がった縁で今に至る、という感じです。

━━人生にはいろんな転機がありますね。まったく異なる分野ですけど、義肢装具士としての経験や知識が今の仕事に活かされていると思うところはありますか?

田中:ありますね。入社後、キャンプ場の仕事に携わって約3年、今思うのは、義肢装具士としての経験が細かく発揮できているな、と。例えば事象に対する捉え方の早さ、対応の早さというところは、相当役に立っています。


■知識は武器、経験は力になる。だからこそおもしろいものを提供したい


━━アウトドアの知識は日常生活や有事の際にも役立つことがたくさんあると聞くので、そういった意味でもアウトドア経験があるほうが良いのかな、と思うんですけど?

田中:知識は武器なので、それはそうなんですけど、興味が無かったらやろうと思わないし、おもしろいと思えなければ続かないじゃないですか。なので、ただ単純にやり方を伝えるのではなくて、ヒントを与えて「なんでだろう?」って考えてもらうようにしてるんです。そうやって考えて、「そういうことか!」って気づくようになると、そのまま「おもしろい!!」ってなると思うんですよね。

━━確かに、ただ知っているだけでは、本当の緊急時にうろたえそうです。

田中:自分たちでできることを発見する、おもしろい体験を繰り返し経験していくことで、はじめてアウトドアの知識を蓄えてもらえると思っています。だからこそ、おもしろい体験を提供しないといけない。
僕たちは最終的にアウトドア体験でより良い人生を送って欲しい、そのきっかけを与えたいと考えています。

━━知ることで活かされ、することで活きる、ということなんでしょうね。
そうやって楽しみながら体験できるように導いてくだるのはありがたいですね。せっかくなので、私自身でも体験価値を高められるようなアウトドア体験をしたいと思いました。
ちなみに、田中さんご自身は休日にアウトドアを楽しまれることはありますか?

田中:最近はほとんどやらなくなって、引きこもってます(笑)。趣味が料理なので、忙しいときに温めるだけで食べられるような料理を作ってます。アウトドア体験といえば、日々場内の掃除や見回りのときに、季節の移り変わりを毎日感じられるので、そこで満たされていく自分を見つけました。R.projectのメンバーとも景色の良い場所や、ここは絶対に喜んばれるだろうなと思うおすすめのスポットを紹介しあったりして、休日に出掛けることもあります。

━━日常のなかで自然を感じられるのは良い環境ですね。今日は貴重なお話しを聞かせていただきありがとうございました。

田中:ありがとうございました。



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