紙の材料になる木材は、実は、○○なんです!
この番組では、様々な切り口から、これからの紙の価値を考えたり、紙にまつわる情報、たまに紙に全く関係ない情報を発信しています。
この番組は、清水紙工(株)の清水聡がお送りします。
本日は、『紙の材料になる木材は、実は、○○なんです!』というテーマでお届けします。
紙の原料となる木材は何を使っている?
紙の原料になる木材は、約70%を輸入に頼っています。
とはいえ、残りの約30%は、国産の木材を使用しています。
この国産の木材のうち、約半分が、「製材残材(せいざいざんざい)」というものなんです。
聞きなれない単語が出てきましたね(笑)
製材残材とは?
この「製材残材」とはいったい何なのか?
木を切った丸太を思い浮かべてください。
日本は木造建築が多いので、一般的に、この丸太は建材として使用されます。
建材の柱に加工するときに、四隅を切り落として、四角柱にしていきます。
この切り落とした三日月形をした四隅の部分、ここが「製材残材」と呼ばれる部分です。
この「製材残材」を、紙の原料として使用しています。
お肉に例えるならば、小間切れですね。
「ブロックのいいお肉は要りません、小間切れでお願いします!」と言っているのが、紙業界という訳です。
なので、丸太の良い感じのログハウスを見かけたら、紙業界の方々は怒ってください(笑)
はい、冗談はここまでにして、紙の原料となる木材は、切った木を丸々使っているというイメージの方も多いと思いますが、実は、建材のおこぼれを頂いている、という訳なんです。
本日は、『紙の材料になる木材は、実は、○○なんです!』というテーマでお届けしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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「紙の価値を再定義する」をミッションに、現代の紙の価値を問い直す、RETHINK PAPER PROJECT!
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