シーソー/ロッキング(揺動系)遊具に関する追加の特定安全要件と試験方法について、(追加のタイプ別要件)
おはようございます。本日も素敵な一日になりますように願っております。
シーソー/ロッキング(揺動系)遊具に関する追加の特定安全要件と試験方法についてシリーズで記述しております。今回は追加的タイプ別の安全要件に関して説明させて頂きます。
BSI EN-1176-6:2017(12-14頁)によれば、
シーソー/ロッキング(揺動系)遊具はEN1176の本〔シーソー/ロッキング(揺動系)遊具に関する〕パート内(EN-1176-6)で、別段の定めがない限り、EN 1176-1に適合するものとします。
追加のタイプ別要件
タイプ1:軸型シーソー
軸箇所から2000 mmの距離で測定され、規範に関する後日記載の記事”シーソー/ロッキング(揺動系)遊具に関する横方向の安定性の測定(法)”に従って試験される際、横方向への偏差(ズレ)は140 mmを超えないものとします。(次の図参照)
適切な制動/減衰効果が提供されなければなりません。
タイプ3A:複数点型シーソー/ロッキング(揺動系)遊具
タイプ3A遊具に関して、意図した人数の利用者の荷重を加え、規範に関する後日記載の記事”シーソー/ロッキング(揺動系)遊具に関する横方向の安定性の測定(法)”に従って試験される際、垂直軸の周りを回転する間の角度変化は、5°を超えないものとします。(次の図参照)
タイプ4:ロッキング(揺動系)シーソー
動き(運動)の全範囲が600 mmを超えないものとします。
地面とのクリアランス(隙間/空間)は、全箇所で230 mm以上なければなりません。
タイプ6:頭上単点軸型シーソー
次の図に示されているように測定される際、頭上単点軸型シーソーの自由落下高さは2000 mmを超えないものとします。
タイプ6シーソーのフリースペースは、着座した利用者に関して以前の記事”遊具上の移動および落下での怪我に対する保護に関する安全要件としてのフリースペースの決定について”に規定されているようにしなければなりません。
利用者の主な動作がロッキング(揺動)である故、動き(運動)のあるぶらぶら揺れ動く部分の角度は20°以下にする必要があります。
慣性運動(強制移動)
タイプ2、3、4は、慣性運動(強制移動)の要件から免除されています。