遊具におけるチェーン(鎖)に関する保護要件について
おはようございます。本日も素敵な一日になりますことを願っております。
今回は遊具に使用されるチェーン(鎖)はチェーンリンクのサイズによっては利用者=子どもの指が嵌り込んでしまい抜けずに骨折などの怪我・傷害のリスク(危険)があります。それ故、チェーンに関しても怪我・傷害の防止の為の保護要件について記述させて頂ければと存じます。
BSI EN-1176-1: 2017(40-41頁)によれば、
チェーン(Chains)
遊具用チェーンは、EN818-2:1996+A1:2008(持ち上げのための短いリンクチェーン 安全性 チェーンスリングのミディアムトレランスチェーン 8等級)内の表2またはEN818-3:1999+A1:2008(持ち上げのための短いリンクチェーン 安全性 チェーンスリングのミディアムトレランスチェーン グレード4)の寸法要件に少なくとも適合しなければなりません。そして本規格書の附属書D内で示されている「チェーンの開口部に直径8.6 mmと12㎜のロッドを当てる手順」に従って試験した時、次の要件の一つに適合するものとします。
a)8.6mmのロッド(下記図参照)はチェーン開口部の最小断面を通過しないものとします。
注記:「8mmショートリンクチェーン」が摩耗すると、開口部が拡大する可能性があります。もしも摩耗したチェーンの開口部が8.6mmより広い場合、交換が必要かどうかを確認するためのリスクアセスメントを実施できます。
または接続する箇所で、
b) 8.6mmのフィンガーロッドが開口部を通過する場合は、12mmのロッド(下記図参照)も開口部を通過しなければなりません。