遊具に使用される材料・素材(木材および関連製品)について、
おはようございます。今日も良い一日になりますことを願っております。
遊具に木材が使用されているものが以前に比べて増えて来ているように感じます。やはり金属製の遊具に比べると親しみや温かみのある印象があるからでしょうか。遊具の上を裸足で利用させることを推奨する幼稚園や保育園もあるようですからそのことも関係しているのでしょうか?よって遊具の材料や素材の選定には注意が必要になってきます。材料・素材に木材を選ぶ際には以下の規定に準ずる必要があります。
BSI EN-1176-1: 2017 (16頁)によれば、
木材および関連製品(Timber and associated products):
木材部品は、降雨が自由に排出され、水の蓄積を避けるような設計にされなければなりません。
地面に接触する場合は、次の内の一つ以上の方法を使用するものとします。
a)EN350:2016,5.2 に示されている自然耐性分類のクラス1および2に準拠した十分な自然耐性を有する木材種を使用する
b)建築方式、例)ポストシューズ(支柱の木部を地面から上げて固定する方式)
c)EN 351-1:2007、図A.1に従った木材防腐剤で処理した木材の使用およびEN 335に従ったクラス4の使用。
注記:例えば、砕ける、有毒であるなど、不適切な可能性のある他の要因も考慮することが推奨される。
上記 a)に適合する木材種以外の、構造物の安定性に影響を及ぼし、地面と絶えず接触している木材および関連製品で製造される全ての構成(部)品は、上記 c)に従った処理がされなければなりません。
金属留め具を選択する際は、木材と金属留め具の接触がある場合は金属の腐食を促進する幾つかの木材種と化学処理方法があるので、木材種と化学処理方法を考慮する必要があります。
合板はEN 636 に準拠し、耐候性があるものでなければなりません。