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シーソー/ロッキング(揺動系)遊具に関する追加の特定安全要件と試験方法について、(用語と定義-1)

おはようございます。本日も素敵な一日になりますように願っております。

前回の記事からシーソー/ロッキング(揺動系)遊具に関する追加の特定安全要件と試験方法についてシリーズで記述しております。今回は用語と定義に関して説明させて頂きます。

BSI EN-1176-6:2017(4-9頁)によれば、

用語と定義 

本欧州規格においては、EN 1176-1および以下の中で示された用語と定義が適用されます。

ロッキング(揺動系)遊具 (rocking equipment)

シーソー(seesaw)(下文に「遊具」として参照されている)
利用者によって動かすことができ、中央の支持体(支え)の辺りで揺れ動く一般に堅くて曲がらない要素で特徴づけられる遊具

注記1 遊具には、1つまたは複数のシート(座部)/スタンド(立ち台)を設けることができます。
注記2 下記の図a)では、ロッキング(揺動系)遊具の主要な構成部品を示しています。
下記の図b)では、シーソーの主要な構成部品を示しています。
注記3 シーソー/ロッキング(揺動)の動きは、据付具のタイプや形状に左右されます〔以下のタイプ別ロッキング(揺動系)遊具の図参照〕。

図a)―ロッキング(揺動系)遊具
図b)―シーソー

図ーロッキング(揺動系)遊具/シーソーの主要な構成部品
凡例:    1 手の支え(支持体)   2 本体   3 足置き 
4 シート(座部)/スタンド(立ち台) 5 支え(支持)構造 6 アンカー

軸型シーソー(タイプ1) (axial seesaw)

垂直方向への動きのみが起こる遊具

注記 次の図参照

図 ―タイプ1:軸型シーソーの例
HAGS社製 ヴィピー(Vippy)

単点型シーソー (single point seesaw)単点型ロッキング(揺動系)遊具(タイプ2A, 2B)〔single point rocking equipment (Type2A, 2B)〕

単(一)点のみでの支え(支持)構造を持つ遊具

注記1 次の図参照
注記2 典型的な単点の支え(支持)構造はコイル、スプリング、トーション(ねじりコイル)と圧縮台盤を含む。

画像-単点型シーソーの例 HAGS社製 トンボ(Dragonfly)
図ータイプ2A :所定の動きの主方向がある遊具の例
HAGS社製 プリンシー(Prinsy)
図ータイプ2B:多方向への動きがある遊具の例
HAGS社製 タートル(Turtle)

複数点型シーソー (multi point seesaw)複数点型ロッキング(揺動系)遊具(タイプ3A, 3B) 〔multi point rocking equipment (Type3A, 3B)〕

複数の支え(支持)構造を持つ遊具

注記1 次の図参照
注記2 動きが支え(支持)構造のタイプや配置によって左右されます。

画像-複数点型シーソーの例 HAGS社製  ホバー(Hover)
図ータイプ3A :所定方向の動きのある遊具の例 図ータイプ3B:多方向の動きのある遊具の例
(複数点型ロッキング遊具タイプ3A)HAGS社製 ボブ(Bob)
画像-複数点型ロッキング遊具タイプ3Bの例