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【CL東京2020エクストラ】アロペルフーパデッキ

はじめまして、あ~る(Twitter: @R_pcgplayer)と申します。去年の秋にポケカを再び始め、このCL東京が復帰後初の大型大会参加となりました。今回はエクストラでアロペルフーパを使用し、6-2の49位で完走することができたので思考の整理がてら記事にしてみたいと思います。拙い文章ではありますが最後まで見ていただけると幸いです。今回はエクストラやったことがない人にも分かりやすく書くように心がけたので、普段スタンしかやっていないけどエクストラに興味があるという方も是非読んでみていただきたいと思います。

1.当初の環境予測

まずゾロアークは変わらず一定数存在するものだと考えていました。そこにオルタージェネシスで追加されたアルセウス&ディアルガ&パルキアGX(以下三神)をはじめとしたドラゴン(三神・ウルネク・レシゼク等)とドラゴンの弱点を突けるフェアリー(主にサナニンフ)が多いと考えました。

またマッシダストチャーレムエビナンスオーロットよるのこうしんといった既存の非GX・EXメインのデッキはオルタージェネシスGXでサイドを2-2-2で取られるため不利と思われますが、ポケモンレンジャーでその効果を打ち消せるので数は減るもののマッチする可能性は十分にあると考えていました。

(超越ガブギラについては先日の禁止改定でなくなったものとばかり思っていたので全く考えていませんでした。幸いCLでマッチすることはありませんでしたが認識が甘かったなと反省しました。)

2.アロペルフーパに至った経緯

上の環境予測を踏まえ、それらに勝てるデッキをまず考えました。しかし全く思いつかず途方に暮れていたところ、今大会の予選を最後まで戦えば次のCL愛知の優先枠を獲得できるとの追記が公式にありました。そこで勝てるというよりは負けないデッキ選択をしようという結論に至ります。
また、私の周りにエクストラをやっている人はおらず、練習や相談も出来なかったため、スタンでも使っていたアロペルフーパをベースにエクストラ仕様にすることにしました。
(あと、悪タイプメインのデッキというのも大きな採用理由の1つです。悪タイプ推しなので。)

3.デッキレシピと各カードの採用理由

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こちらが実際に大会で使用したデッキです。

ポケモン13枚
・アローラペルシアンGX
このデッキのメインその1。エクストラはダブルドラゴンエネルギーやストロングエネルギーといった特殊エネルギーが強いのでかなり刺さります。またUB相手にも有効なので、ウルネクやマッシといった基本エネでも十分動ける非GXに対しても一方的に殴ることができます。GXワザも強力で、道具を付けるだけで全特性ロックするダストダスも狙撃できます。2体いれば十分なので3枚に。

・アローラニャース
今回は「でばなをくじく」の方にしています。先行1ターン目からミツルを使ってグッズロックをしてくるオーロットに対して非常に有効です。4枚入れたかったのですがタンカ入れたので3枚に

・フーパ
このデッキのメインその2。この特性の強さはもはや語るまでもないでしょう。基本的にスタートはフーパにしたいので4枚。

・ヤミラミ(BW4)
アロペルとフーパで止められないポケモンメインの場合に使います。ジャンクハントはトラッシュのグッズを2枚回収できるので、後述の時のパズルやバトルサーチャー、いのちのしずくといった強力なグッズを拾ってしのぎます。2枚入れましたが1枚でもよかったかもしれません。

・キリンリキ
このデッキの影の主役。スタンのアロペルフーパではミュウミュウがゲッコウガGXのかすみぎりでアロペルフーパを貫通してくるときに使われていると思います。今回はそれに加え、すべての特性を一時的に消すサポート「オカルトマニア」をロストに送ることで、バトルサーチャーでの再利用を防ぐという大事な役割があります。グラジオがあるので1枚。

グッズ
・バトルサーチャー
トラッシュからサポートを回収できる、エクストラではおなじみのカード。これでグズマやザオボーを再利用して使います。当然4枚。

・ダークパッチ
悪タイプ版アクアパッチ。スタンのアロペルフーパはエネ加速手段を持たないため、後続を作るのに時間がかかるという問題がありました。しかしエクストラならこれで解決!これも4枚。

・時のパズル
1枚使うとデッキの上3枚を操作でき、2枚同時に使うとトラッシュの好きなカード2枚持ってこれる優れもの。アララギ博士やハイパーボールでやむなく切ってしまったカードもこれで回収できます。これも当然4枚。

・かるいし
つけたポケモンの逃げるコストを0にするどうぐ。エスケープボードと違い眠りマヒでも逃げられる効果はない。相手がオカルトマニアを使ったターンの返しに前のポケモンに付け、後ろにキリンリキを出すという動きが基本。雑に付けても強いので2枚。

・レスキュータンカ
主にアローラニャースやフーパを回収するために使います。あとはアララギやハイパーボールでコストにした時のケア用としても。1枚。

・いのちのしずく
つけたポケモンがきぜつしたとき、取るサイドを1枚減らすカード。アロペルに付けるとデメリットなしの島巡りの証状態になるので相手は絶望するでしょう。また、アローラニャースの段階で付けて、進化する前に倒すという相手の思考を逸らすこともできます。エーススペックのカードなので1枚。
※エーススペックはBW期に登場したカードで、このカテゴリのカードはデッキに1枚しか入れられません。プリズムスターと似てるようですが微妙に違います。

・ハイパーボール
キリンリキやアロペルを全力で探しに行きたいときに。4枚。

サポート
・アララギ博士
手札全部トラッシュして7枚引ける最強のドロソ。盤面を早く作りたいので4枚。

・N
お互いにかかるリセットスタンプのようなサポート。もちろんリセットスタンプ同様終盤に使うこともありますが、上手い人はアロペルフーパを見てキリンリキを警戒し、使ったオカルトマニアをその番の間にバトルサーチャーで戻すだろうと考え、それを流すために使うことも想定していました。

・マチスの作戦
基本的に相手を詰ませるデッキなのでサイドは基本的に先行されます。マチスザオボーザオボーの動きは非常に強力。2枚。

・ザオボー
主にダブル無色やサイレントラボ(たねの特性が消えるスタジアム)、かるいしを割るために使います。トラッシュだと戻す手段がいくつかあるのでロストに送り確実に再利用させないようにします。2枚。

・グズマ
言わずと知れた最強サポート、サーチャーで再利用するので1枚

・せんぱいとこうはい
前の番にポケモンを倒されていれば好きなカード2枚をサーチできる、キャットウォークみたいなカード。前の番にオカルトマニアでアロペルフーパを突破された返しにキリンリキ・かるいし・エネのうち手札にないものを揃えることができます。これもサーチャーで再利用するので1枚。

・グラジオ
主にキリンリキサイド落ちのケア用。実際8戦中3戦でキリンリキがサイド落ちしたので入れてて本当に良かった。

・ポケモンレンジャー
これを使うだけでオルタージェネシスが消えます。つよい。

スタジアム
・ブラックマーケット◇
終盤にNと合わせて使い、相手にサイドを取り切られることを防ぎます。

・混沌のうねり
サイレントラボや無人発電所対策に1枚。

エネルギー
・ダブル無色エネルギー
このデッキは何より時間との戦いなので早くワザを使い、サイドを取り切る必要があるので4枚。

・基本悪エネルギー
ダークパッチである程度再利用できるのでスタンの頃より少なめに。

4.大会当日のマッチ

1回戦 Nの覚悟型三神 〇相手投了
スタンと間違えてエントリーした方のようでアロペルフーパ突破できるカードが入ってないとのことでした。

2回戦 レシゼク × 時間切れ
次は普通にエクストラのデッキとマッチ。フーパだけ並べて万全の体制を作ったところオカルトマニアで前のフーパを突破されたため、返しにキリンリキでオカルトマニアをロストへ。その後相手がパソコン通信を使ったため、2枚目のオカルトマニアを警戒するも使ってこなかったため、相手の勝ち筋は消えたものと思われます。しかし私も無駄な動きが多かったせいか時間内にサイドを取り切れないと判断、相手の山も少なかったのでドローゴーでターンを進めますが、相手NとやぶれかぶれでLOを阻止。結果時間切れで両者敗北となりました。相手は投了しかない状態だったと思いますが25分で勝ちきれないデッキを持ってきたこっちも問題があるので文句は言いませんがここを勝っていればもう少し上の順位になれたとおもうと悔しいです。

3回戦 ベロベルト 〇6-1
こちらフーパスタート、相手ヤレユータンスタートだったのでグランブルかと思いましたが違いました。相手ハイパーボールでベロベルトとカウンターエネをトラッシュしたのでアロペルを素早く立て、そのまま殴り勝ちました。ドヤがおはワザの効果も受けないのでエネ破壊されないのもいいですね。

4回戦 レシリザ ×0-6
相手がオカルトマニア2枚使ったタイミングでキリンリキを出し、ロストに送ったまではよかったのですが、その後闘魂のまわしを付けたボルケニオンのこうねつばくはで120を連打されフーパを次々ワンパンされ終了。ザオボーもなかなか引けなかったので仕方ないかなと。

5回戦 ウルネクダスト 〇6-2
サイレントラボ+ダブルドラゴンエネルギーでまずフーパ1体倒され、ザオボーでラボを割るもダストが立ち2体目のフーパも倒される。しかしその間にアロペルを準備し、ストーククローGXで後ろのダストダスを倒した後、相手の動きが鈍くなったのでそのまま押し切る形に、途中オルタージェネシスも使われますが、返しにポケモンレンジャーできっちり対処。試合後ヤブクロン2枚サイドにいたことが判明。相手の事故にも助けられた試合でした。ダストダス2体目がすぐ出てきたらグズマないと詰みですし。

6回戦 ミュウミュウ 〇相手投了
こちらもほぼスタンのデッキ。リザテルのシャイニーフレアで展開されるがゲッコウガはサイド落ちしている様子。こちらの盤面をフーパだけにしてそのまま殴るも、相手リザードンをトラッシュに送りレイジングアウトGXでこちらのLOを狙う作戦に、山がなくなるタイミングでNを使ったところで相手投了。

7回戦 三神UB 〇相手投了
こちらフーパスタート、相手序盤にオルタージェネシスを使いその後、アルティメットレイで後ろのアクジキングにエネ加速。ポケモンレンジャーを引かなかったのでヤバイと思うも、相手後1エネが引けなかったためアクジキングを倒す。後ろにアロペルを立てたあたりで相手投了。

8回戦 よるのこうしん 〇相手投了
こちらフーパスタート。相手バケッチャスタート、コンプレッサーで順当にポケモンを落とし火力を高める。アロペルを立てないと負けるが、アローラニャースを1体しか出せない上に相手のトラッシュにはグズマがあるという最悪の展開。そこでフーパにエネを貼り、ニャースにはいのちのしずくを付けて終了。相手バケッチャにかるいしを付けバチュルでフーパをワンパンしたので返しの番でアロペルに進化したところで相手投了。

5.最後に

今回が復帰後初の大型大会でしたが、最後まで戦えたのは読みが当たった部分が大きいと思います。今回すべて一人回しでデッキ選択から構築までしたので。練習する時間や調整する仲間がいればウルネクダストかゾロアーク握ってたように思えます。今後はエクストラの大会も増えるでしょうし今までスタン一本だった方がエクストラにも興味を持ってもらえると嬉しいですね。次のCL愛知はおそらくスタンで出ると思いますが、エクストラも細々とやっていこうと思います。

次回以降の記事作成の参考になるので、質問や意見はコメントかツイッターまでいただけると嬉しいです。また、この記事は投げ銭方式になっているので少しでも面白い、ためになったという方がいらっしゃれば購入いただけると幸いです。一応超越ガブギラとの相性について有料部分で書いてみようと思います。

最後にこの記事を最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

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