見出し画像

『稲盛和夫一日一言』1/8 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。

 1月8日、今日の一言は『チャレンジ精神を持つ』です。

 人は変化を好まず、現状を守ろうとしがちです。しかし、新しいことや困難なことにチャレンジせず、現状に甘んじていては、退歩が始まります。現状を否定し、高い目標を設定し、常に新しいものにチャレンジしていかなければなりません。
 ただ、チャレンジという言葉は勇ましく快い響きを持つ言葉ですが、そのためには困難に立ち向かう勇気やどんな苦労も厭わない忍耐、努力が必要でです。

 経営者には、慎重堅実な経営によって会社を安定させるだけにとどまらず、異分野への進出も含め、「新しいことに挑戦する」「常に創造的な仕事をする」というフィロソフィが求められます。
 企業の安定は、往々にしてチャレンジ精神を喪失させてしまう原因になりかねません。しかし、現状に甘んずるということは、すでに退歩が始まっていることを意味します。
 経営者が変化を恐れ、挑戦するマインドを失ってしまっては、その集団はやがて衰退の道を歩み始めることになります。つまり、経営者が現状に満足することなく、常に変革と創造を行うことができるかどうかが、集団の運命を左右すると言っても過言ではありません。そして、その変革と創造の中心に位置するのは、経営者本人です。
 このことは、すでに成長した大企業だけの問題ではありません。今ここにおられる皆さんの企業においても、皆さん自身が、旧来のやり方にとらわれたり、新しいことに挑戦する気概を失ったりしていないか、今一度反省し、確認していただきたいと思います。
 経営者自身が易きに流れようとする心を打破し、いかに困難であろうとも、常に創造的なことに挑戦していくような組織風土をつくることが必要です。
 ぜひ、変革を恐れず、理想を描き、その実現のために自ら先頭に立って挑戦する、そのような経営者を目指していただきたいと思います。

2017年 盛和塾尾張開塾式 講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


いいなと思ったら応援しよう!