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『稲盛和夫一日一言』12/13 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 12月13日、今日の一言は『天は見ている』です。

 長い人生の旅路では、失望や、困難、試練のときが何度もある。しかし、それは、自分の夢の実現をめざし、すべての力を奮い起こして誠実に努力をする、またとない機会でもある。天は誠実な努力とひたむきな決意を、決して無視はしない。

 母方のおじ、おばの働く姿をずっと見てきて、私は「学問がなかろうと、黙々と真面目に一生懸命働くということが、素晴らしい結果を招いていくのだ」ということを、子ども心に強く感じていました。
 こうした「真面目に一生懸命働く」ということを、現在の我々はできているでしょうか。一生懸命働くということもせずに、自らの身に降りかかる災難を人のせいにしたり、社会のせいにしたりしている人が見受けられるように思えてなりません。
 もちろん、この世は完全ではありません。矛盾もたくさんあるでしょうし、改善しなければならない課題も無数にあるはずです。しかし、そのように自らの外にばかり不幸の要因を求めている限り、心のうちは永遠に満たされることはないはずです。
 「天は自ら助くる者を助く」と言われるように、人に頼らず、自ら率先して努力する者にこそ天の助けがあり、幸福がもたらされるのであって、怠惰なものに真の幸福が訪れることは決してないはずです。
 自然界に生きているすべての動植物は、必死に、一生懸命に生きています。そういう現象を見ていても、我々人間が幸せになるにあたっては、毎日毎日を真面目に一生懸命に生きるということが、最低限必要なことではないかと思うのです。

2013年 世話塾西日本地区忘年塾長例会 講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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