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『稲盛和夫一日一言』1/22 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。

 1月22日、今日の一言は『悩みなき成長はない』です。

 「あいつは、かわいそうだ」ー。
 人間というのは、周囲からこう言われるくらい不幸な境遇に、一度は置かれたほうがいいのかもしれません。
 ちょうど冬の寒さが厳しければ厳しいほど、桜が美しい花を咲かせるのと同じように、悩みや苦しみを体験しなければ、人は大きく伸びないし、本当の幸福をつかむことができないのでしょう。

 経験も知識も、そして勝算もなく、まさに徒手空拳でJALの再建に乗り込んでいった私ですが、そこへ持っていったのは、「フィロソフィ」と「アメーバ経営」だけでした。
 その「フィロソフィ」の一端を、JALの社員に話をし、理解してもらうだけで、社員の意識が劇的に変化し、その行動が素晴らしいものに変化していきました。そして、社員の意識がよい方向に変わることで、おのずと会社の業績も向上していきました。JALの再建は、私がいつも申し上げ、盛和塾のモットーともなっている「心を高める、経営を伸ばす」ということの格好の証明になったのではないかと思います。
 経営においては、「フィロソフィ」を経営者自らがよく理解し、身につけ、日々実行することが大事であると同時に、それを全従業員に理解してもらい、職場で実践してもらうようにすることが何よりも大切です。
 しかしながら、本年度は過去最高の業績となると思っていたときに起こったのが、3月11日の東北大震災でした。自然や神様というのは、これでもか、これでもかと試練を与えたもうものかと思っています。神様は、我々人間を強くするために、そういう想像を絶するような試練を我々に与えてくださいます。その試練に耐えて、それをはね返し、そして必死に努力をして乗り越えていくたびに、人間は成長していくのだろうと思います。今後とも私は、老骨に鞭打ちながら、さらに努力を続けていこうと思っています。

2011年 盛和塾福島開塾式 講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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