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『稲盛和夫一日一言』9/7 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 9月7日、今日の一言は『上場 ①』です。

 私は京セラを上場したとき、自分の持ち株を一株も売却することなく、新規に株式を発行して、その売却益はすべて会社に入るようにしました。また、当時三十歳代後半を迎えていましたが、上場を機に「これまで以上にひたむきに働こう」と思ったものです。
 なぜなら、上場したからには、それまでのように社員やその家族のことばかりではなく、一般の投資家の方々の幸せまでも考えなければならなくなるからです。「一息入れる」どころか、責任がより大きく、より重くなったわけです。

 ちょうど会社創立以来十年目の昭和44年12月の役員会、稲盛社長は大阪証券取引所市場第二部に上場することを提案した。上場の可否についていろいろな意見が出されたものの、結局は社長に一任するということになった。
 さてやるとなるとなかなか面倒な問題がたくさんある。数え上げればきりがないほどやっかいな問題が後から後へと出てきた。
 とにもかくにも準備万端整え、昭和46年10月1日、大阪証券取引所市場第二部および京都証券取引所に株式を上場した。
 稲盛の経営手腕を高く評価した投資家の大量の買い注文から、初取引日の売買株式数は80万株余りに上った。

『心の京セラ二十年』(青山政次著・発行/非売品)より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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