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『稲盛和夫一日一言』2/11 Review
こんにちは!R&P企画 emuです。
2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。
2月11日、今日の一言は『素直な心 ①』です。
「素直な心」とは進歩の親です。素直な心があればこそ、人間は成長、進歩していくからです。
この「素直な心」の大切さを説かれたのは、松下幸之助さんでした。幸之助さんは、小学校さえも満足に行かれていないのに、松下電器(現パナソニック)という大企業をつくり上げられましたが、その原動力とは、まさに素直な心なのです。
「素直な心を持ちなさい」と言われると、ただただ大人しくて、右向け右と言われれば黙って右を向いてしまうような、そうした従順なものでなければならないのかと、思われがちです。しかし「素直な心を持つ」ということは、ただただ従順であるという意味ではありません。
盛和塾に入塾してこられた方々を見ていますと、やはり素直な心を持っておられるように思います。なぜなら、素直なものを心の中に持っておられなければ、こうした生真面目なことを勉強しようとは考えないだろうと思うからです。少しねじれた心、斜に構えた心、素直になれない心では、なかなかこうした話を聞こうという気にはなれないはずです。
「素直な心」は、人間そのものを伸ばしていくもとであり、キーなのです。私は京セラフィロソフィの「素直な心を持つ」という項で、次のように言っています。
「素直な心とは、自分自身の至らなさを認め、そこから努力するという謙虚な姿勢のことです。
とかく能力のある人や気性の激しい人、我の強い人は、往々にして人の意見を聞かず、たとえ聞いても反発するものです。しかし本当に伸びる人は、素直な心を持って人の意見をよく聞き、常に反省し、自分自身を見つめることのできる人です。そうした素直な心でいると、その人の周囲にはやはり同じような心根を持った人が集まってきて、物事がうまく運んでいくものです。
自分にとって耳の痛い言葉こそ、本当は自分を伸ばしてくれるものであると受けとめる謙虚な姿勢が必要です。」
本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。