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『稲盛和夫一日一言』1/24 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。

 1月24日、今日の一言は『反省と利他の心』です。

 「反省」をするということは、ともすれば利己で満たされがちな心を浄化しようとすることです。私は「反省」を繰り返すことで自らを戒め、利己的な思いを少しでも抑えることができれば、心の中には、人間が本来持っているはずの美しい「利他」の心が現れてくると考えています。

 自分の悪い心、自我を抑え、自分が持っているよい心を心の中に芽生えさせていく作業が「反省をする」ということです。よい心とは、心の中心にある真我、つまり、利他の心です。他を慈しみ、他に善かれかしと思う、やさしい思いやりの心です。それに対して、自我とは、自分だけよければいいという利己的な心、厚かましい強欲な心のことです。
 今日一日を振り返り、今日はどのくらい自我が顔を出したのかを考えてそれを抑え、真我、つまり利他の心が出るようにしていく作業が「反省をする」ということです。
 だからこそ、反省ある毎日を送る必要があるのです。反省をして、邪な貪欲な、卑しい私に対して、「少しは静かにしなさい」「少しは足るを知りなさい」と言い聞かせ、自我を抑えつけていく作業を行う。そうすることによって、自分の魂、自分の心が磨かれていきます。
 心を高めることと経営を伸ばすことはパラレルの関係だと、私は言ってきました。経営者である皆さんの心が高まっている、つまり心が磨かれていかなければ立派な経営はできません。ぜひそのことを理解いただき、日々実践していただきたいと思います。
 

2008年 盛和塾第16回全国大会 塾長講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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