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『稲盛和夫一日一言』1/28 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。

 1月28日、今日の一言は『宇宙の意志』です。

 私は、この宇宙には、すべての生きとし生けるものを、善き方向に活かそうとする「宇宙の意志」が流れていると考えています。その善き方向に心を向けて、ただひたむきに努力を重ねていけば、必ず素晴らしい未来へと導かれていくようになっていると思うのです。

 再建の任を終えた私は、本年3月で日本航空の取締役を退任しました。これまでの3年にわたる日々を振り返り、なぜこのような奇跡的な再生を果たすことができたのだろうかと、夜、床(とこ)につくときにしみじみと考えるようになりました。
 そして昨今、真の要因は「善きこと」を成そうという私の純粋な心にあったのではなかろうかと、思えるようになってきたのです。「利他の心」、他を利する、優しい思いやりの心だけで懸命な努力を続けている私たちを見て、神様、あるいは天が哀れに思い、手を差し伸べてくれた、宇宙の愛が助けてくれたのではなかろうか。私にはそのように思えてならないのです。なぜなら、「神のご加護」なくして、あのような奇跡的な回復などできるはずはないからです。
 古代インドの言語であるサンスクリットの格言のなかに、次のような言葉があります。
 「偉大な人物の行動の成功は、その行動の手段によるよりも、その心の純粋さによる」
 最近では、「自分の力ではなかった。神様、いや宇宙が、私の善き思いに対して応えてくれたのだ」と思って、手を合わせて、宇宙、また神様に感謝をして床につく毎日です。
 善きことを思い、善きことを実行すれば、運命は善き方向へと変わっていきます。日本航空の再建は、そのことを証明する格好の事例ではないかと思っています。

2013年 公開市民フォーラム2013<大阪> 講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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