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『稲盛和夫一日一言』10/25 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 10月25日、今日の一言は『資本主義のモラル』です。

 資本主義は、厳しいモラルがあってこそ、はじめて正常に機能する。自由な経済社会というものは、金儲けのためなら何をしてもいいというものでは決してない。資本主義の担い手である経営者が誰から見ても普遍的に正しい経営哲学を確立し、自らを厳しく律していかなくてはならない。

 日本は民主主義国家になって、およそ50年が経ちます。
 昨今、政治家とか官僚とか、いろんな方々のところでモラルの失墜、消失が起こり、不祥事が続発しております。そのなかで我々経済人が不祥事を引き起こしますと、「ああ、やっぱりそうか。しょせん、経営者は利益を追求する人たちですからね」という言葉で特別蔑まれたりするわけです。
 私は、こんにちほど各界のリーダーに厳しいモラル、道義心が求められる時代はなかろうと思っています。我々は利益を追求しますが、「利を求むるに道あり」、つまり、利益追求には守るべき道があるのです。決して人間の道に反した利益追求をしてはなりません。
 学者、文化人と称されるような人たちから、軽蔑されるようなことを言われようとも、「失礼ですが、我々はみなさんよりもはるかに立派な仕事、高尚な仕事をやっています」と言えるほど、自らを厳しく律していかなければならないのです。

1998年 盛和塾関西地区塾長例会 講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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