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『稲盛和夫一日一言』2/14 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。

 2月14日、今日の一言は『もっといいやり方はないか ②』です。

 昨日の努力に少しの工夫と改良を上乗せして、今日は昨日よりもわずかながらでも前進する。その、よりよくしようという姿勢を怠らないことが、後に大きな差となって表れてくる。決して通い慣れた同じ道は通らないということが、成功に近づく秘訣なのです。

 物事を究めるようになるまで仕事に打ち込むことがたいへん大事だろうと、私は思っています。そのためには、仕事が好きになり、創意工夫を重ねていって、新しい技術を身につけていくことです。つまり、今日よりは明日、明日よりは明後日と新しいことをやっていく。私はそれを長年続けてきたと思っています。
 あるテレビのインタビューを受けたとき、私は次のような話をしました。
 考えてみると、私は学校を卒業してから今日まで、同じところを歩いたことがない。つまり、毎日新しい道を歩いているような感じがしています。「通い慣れた道」という言葉がありますが、私は一度通った道は二度と通っていないような気がするのです。
 いい大学を出て、いい会社に就職した人は、例えて言えば、舗装道路を歩いたり、車や自転車に乗って通っていく人だと思います。私はいい会社には入れませんでしたから、そうした舗装道路を歩かせてはもらえなくて、横の田んぼのあぜ道を歩かされた。そこはぬかるんでぬかるんで、ちょっと行けばズルッと滑るし、ヘビやカエルが飛び出してくるような道です。途中には小川があったり、林があったり、行き止まりがあったりします。そうしたものを越えたり、曲がったりしながら、自分で自分の進む道を探していきました。
 私はそうした誰も歩いたことがないようなあぜ道を、一回も後ろを振り返ることなく、常に新しいところをずっと歩いてきたように思うのです。

1999年 盛和塾関西地区合同塾長例会 講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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