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『稲盛和夫一日一言』11/23 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 11月23日、今日の一言は『最高の行為』です。

 「利他」とは、仏教でいう慈悲の心のことであり、またキリスト教でいう愛の心のことであり、言い換えれば「世のため人のために尽くす」ことですが、私はそのような行為こそが、人間として最高の行為であると考えています。

 盛和塾の皆さんには、常に「世のため人のために尽くすことが人間として最高の行為です」と言ってきました。また社員の人たちには、「よりよい仕事をするためには、最初に仲間のために尽くすという考え方が大事ですよ」と訴えています。
 「仲間のために尽くす」ことは、「世のため人のために、社会的に尽くす」ということに比べると、非常に狭い範囲での利他行にはなりますが、それでもそうした行為には、その人の心を美しく、純粋なものにしていく作用があります。つまり、「人のために尽くす」ということ自体が、自分自身の人格を高めていくためにたいへん大事な行為だということです。
 仏教ではそれを『利他行』といい、利他を積むことが悟りへの道だと説いています。悟りへの道とは、つまり、人間性を高める、人格を高めることなのです。

1999年 盛和塾九州地区合同塾長例会 講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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