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『稲盛和夫一日一言』9/3 Revie

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 9月3日、今日の一言は『企業が泣いている』です。

 貸借対照表を見て、内部留保が少なく、やせ衰えているのに経営者が気づいていないことがある。利益が出ているので、それでよしとしているのだ。しかし、それでは企業がひもじい思いをして、声を出して泣いているのではないか。

 常識的には、月次決算書などの決算資料は、経理部門が一般的な形でつくるものかもしれない。しかし、それでは本当に経営者の役に立つものにはならない。経営者がまさに自分で会社を経営しようとするなら、そのために必要な会計資料を経営に役立つようなものにしなければならない。
 それができるようになるためにも、経営者自身が会計を十分よく理解し、決算書を経営の状況、問題点が浮き彫りとなるものにしなければならない。経営者が会計を十分に理解し、日ごろから経理部門を指導するくらい努力して初めて、経営者は真の経営を行うことができるのである。

『「稲盛和夫の実学」を語る』(稲盛和夫著 京セラ経営研究部編/非売品 2015年発刊)より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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