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『稲盛和夫一日一言』1/16 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。

 1月16日、今日の一言は『自燃性の人』です。

 物には、他からエネルギーを受けて燃えるものと、それでも燃えないものと、そして自分自身で燃えるものとがあります。つまり、火を近づけると燃え上がる可燃性のもの、火を近づけても燃えない不燃性のもの、自分で勝手に燃え上がる自燃性のものと、物質は三つに分かれますが、人間も同様です。物事を成そうとするには、自ら燃える者でなければなりません。

 可燃性、不燃性、自燃性という言葉はないのかもしれません。私が若い頃につくった言葉で、そういう表現にしているわけです。それは、自分と同じように勝手に燃えてくれる、自ら燃えてくれるような人がたくさんいてほしいと思ったからなのですが、そういう人は簡単にはいませんでした。
 京セラがまだ中小零細企業であったとき、部下に自分から燃える人がいてくれたらどれほど会社が伸びるだろうに、と思っていました。
 私みたいに燃えた男が近づいていって話をすると燃え上がってくれる人、自分から自然発火して燃えはしないけれども、せめて火を近づければ燃えてくれる人、社長が言っていることに対して同調し共鳴し、そして社長が旗を振ったら動いてくれる人、少なくともそういう可燃性の人でなければなりません。社長がいくら旗を振っても、いくら説得しても、なかなか動いてくれない人は不燃性の人です。社長が一生懸命に旗を振らなくても、自分で旗を振って仕事をしてくれる自燃性の人、そういう人がいてほしい。そう思ったので、「自ら燃える」ということを言い出したわけです。会社の中でも、「自分から燃えるようでなければ困ります」ということをよく言ってきました。

 

1999年 盛和塾関西地区合同塾長例会 講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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