見出し画像

『稲盛和夫一日一言』12/24 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 12月24日、今日の一言は『趣味は必要か』です。

 「仕事だけが人生ではない。趣味や娯楽も必要だ」と言われる方がいます。しかし私に言わせると、それは本業である仕事に打ち込むことのできない人が、その代替として、趣味などに自分の喜びを見出そうとしているだけなのです。

 まずは具体的な目標を立てて、「何が何でも、どんなことが起ころうともそれをやり遂げよう」といった、強烈な願望を心に抱くことです。その際、「お金がない、技術がない、人材がいない、不景気だから」などといった言い訳は一切使ってはなりません。
 しかし、自分で立てた具体的な目標を何が何でも実行しようと思っても、それが苦痛に感じられる間はダメなのです。強烈な願望を心に抱いて、寝ても覚めても思っていると、必ずそれは実現します。そこに邪(よこしま)な、曇った心があるものだからできない。
 よく、週刊誌に載っている詰め将棋の譜を持ってきて一生懸命に考えている人がいるでしょう。将棋が好きでない人からみれば、「よっぽどヒマな奴やな、あいつは」と思いますが、そう思っているうちは強くならないのです。電車に乗っても詰め将棋を考えている人は、それくらい好きだから、断然、強い。苦痛だったら、電車に乗ったとき、飛行機に乗ったときに考えたりはしません。それくらい好きなのです。だから、どんどん上達するわけです。
 経営だってそうです。四六時中考えることが嫌いで、「私には他の趣味がありますし、家庭のことも考えなければなりません。経営のことばかり考えているわけにはいかないのです」というような人は、社長になったらいけません。なぜなら、そういう人が社長であれば、従業員が不幸になってしまうからです。

1994年 盛和塾函館開塾式 講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


いいなと思ったら応援しよう!