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『稲盛和夫一日一言』12/2 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 12月2日、今日の一言は『経営12ヵ条 ②』です。

 4.誰にも負けない努力をする
    地味な仕事を一歩一歩堅実に、弛まぬ努力を続ける
 5.売上を最大限に、経費を最小限に抑える
    入るを量って、出ずるを制する。
    利益を追うのではない。利益は後からついてくる
 6.値決めは経営
    値決めはトップの仕事。
    お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である

 一般には、売上を増やせばそれに従って経費も増えていくものと考えられがちですが、しかしそうではありません。そうした誤った「常識」にとらわれることなく、売上を最大限にし、経費を最小限に抑えていくための創意工夫を徹底的に続けていく、その姿勢こそが高収益を生むのです。
 例えば、現在の売上を100として、そのための人材と製造設備を持っているとします。そして、受注が150に増えたとすると、一般には5割増の人員と設備で150の生産をこなそうとします。
 このような足し算の経営は、絶対にしてはなりません。受注が150まで増えたら、生産性を高めることによって、本来なら5割増やしたい人員を2~3割増に抑えるのです。そうすることによって、高収益の企業体質を実現することができます。
 受注が増え売上が拡大する会社発展期こそ、徹底した経営の筋肉質化を図り、高収益企業へと飛躍を遂げる千載一遇のチャンスであるのに、ほとんどの経営者はその好況期に放漫経営の種をまいてしまうのです。
 経営者の強い思いとあふれるような情熱、そして誰にも負けない努力と絶えざる創意工夫があれば、企業は成長発展を遂げていきます。しかし、成長し、組織が拡大していく中で、経営の実態がわからなくなり、行き詰まってしまうことがよくあります。ですから、組織が拡大してもその実体がリアルタイムに分かるような、きめ細かな管理の仕組みが必要になるのです。

2013年 第21回盛和塾世界大会 塾長講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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