
『稲盛和夫一日一言』12/23 Review
こんにちは!R&P企画 emuです。
2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。
12月23日、今日の一言は『誰よりも働く』です。
社長が会社の中で誰よりも一番働く人でなければなりません。従業員よりも先に帰って、「ガンバレ、ガンバレ」とだけ言っている社長の下で、従業員が働くわけがない。上に立つ者が誰よりも一生懸命に頑張って、下の者から「かわいそうだ」と思われるほどでなければならないのです。そうでなければ、人はついてきてくれません。
経営者が誰よりも一生懸命に頑張り、誰にも負けない努力をする。ほんとうはそれだけでいいのですが、もうひとつ重要なのは、従業員にも一生懸命に働いてもらうということです。しかし従業員は、「そりゃ、社長は自分の会社だから働くのは当たり前でしょ。私はサラリーマンですし、サラリーの時間分だけ働きますわ」となっておしまいです。ですから、従業員にも社長と同じような気持ちになって一生懸命に誰にも負けない努力をしてもらうことができるかどうかです。
重要なのは、一人でも二人でもいい、社長と同じ気持ちになって、誰にも負けない努力を払ってくれる従業員がいるのかどうかです。そのためには、まず企業が存続する理由、企業の使命感を明確にしなければなりません。そしてそれは、従業員が共鳴、共有してくれるような大義名分を持ったものでなければなりません。
「あんな社長がいるから、うちの会社はダメになってしまう」といった話はいくらもありますが、社長自らがほんとうにそうだと信じ、自身の信念にまでなっている大義名分を掲げ、その実現に向けて自らが率先垂範して一生懸命に頑張る。それこそが一番大事なことなのです。
本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。