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『稲盛和夫一日一言』11/19 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 11月19日、今日の一言は『逆境はチャンス』です。

 逆境とは、自分自身を見つめ直し、成長させてくれる、またとないチャンスなのだ。逆境をネガティブにとらえて悲嘆に暮れるのではなく、志をより堅固にしてくれる格好の機会ととらえて、敢然と立ち向かうべきだ。試練を通してこそ、志は成就する。

 子どもの頃に苦労してきたことによって人間が練られ、私という人間がつくられていった。神様が、天が私に与えてくれた、災難ではない、なんとも素晴らしい贈り物だったのです。
 では、苦労をした人はみんな成功しているのかといえば、そうではありません。苦労に負けて晩年もうまくいっていない人がいます。苦労に打ちひしがれ、自分があまりにも悲惨な状態、貧しい状態、苦しい状態に追い込まれたために、あるときは親を恨み、天を恨み、人を恨み、妬み、そねむ。世の中を恨んで斜に構えて、世の中はなんと不公平だとひがんで育っていったならば、その後も決してうまくいかないでしょう。
 逆境に置かれながらも、それをプラスに変えていく人は、親子兄弟、みんなで力を合わせて励まし合い、慰め合い、その中で必死に生きていく。あたかも、与えられた人生を天に感謝するかのような気持ちを持つ。もちろん子供心ですから、感謝まではいきませんが、自分の家が貧乏であったこと、貧しい境遇に置かれたことに逆恨みをするのではなくて、逆境を必死に堪えて生きていかなければならない、耐えて堪え忍んでいかなくてはならないと、自分に言い聞かせながら生きてきた人。そういう人は、その逆境が後々の素晴らしい幸運につながっていくのです。

2001年 盛和塾関西地区合同例会 塾長講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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