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『稲盛和夫一日一言』10/23 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 10月23日、今日の一言は『才能を私物化してはならない ①』です。

 私は、才能というものは、集団を幸福へ導くために、天が人間の世界に一定の割合で与えてくれた資質だと思っています。そのため、たまたま才能を授かった者は、それを世のため、社会のため、集団のために使うべきであって、自分のために使ってはならないと考えています。

 天台宗では「山川草木悉皆成仏」、草も木も、山も川も、ありとあらゆるものに仏が宿っていると説かれています。つまり、我々はみな同じ仏なのですが、個々の肉体を持っている以上、才能にも差が生じてきます。
 しかしながら、神が私に経営の才能を与える必然性は何もなく、誰でも良かった。ただ、現代のこの時期に京セラという会社を経営する人が社会には必要だったというだけなのだ。私は自分でそう思っています。
 自分が持っている才能は自分だけのものではない。それは神様が社会のために使え、世のために使えと、このたった一度しかない人生にたまたま授けてくださったものであって、それ以外の何物でもない。だからこそ、驕ってはならない。「俺は偉いのだ」と思うからついつい傲慢になるのであって、決してそれを自分のものにしてはならない。だから私は、「謙虚にして驕らず」ということをやってきたわけです。

1996年 第5回盛和塾全国大会 塾長講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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