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『稲盛和夫一日一言』2/20 Review
こんにちは!R&P企画 emuです。
2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。
2月20日、今日の一言は『インスピレーションの源 ②』です。
人はスピレーションを外に求めがちだ。しかし、私は内に求める。自分が今やっている仕事の可能性をとことん追求して、改良を加えていくと、想像もつかないような大きな革新を図ることができる。
相手に喜んでもらおうと善意でやったこと、それが結局成功するということは、厳然たる世の原理です。では、なぜそのようなことが起こるのか。それは自分の力を超えた、偉大な力を得ることができるからではないでしょうか。
相手を生かし、相手がうまくいくように助けてあげる、といったやさしい思いやりの心、利他の心があれば、自分を超えた偉大な力が自然に加わり、自分では「このくらいできたらいいな」と思っていた以上に、素晴らしい結果が出るのです。それはあたかも成功が向こうの方からやってくるかのようです。
このことを、一人でも多くの人が理解し、実践していただけたらと思っています。また、利他に努め、必死に打ち込むことで、創造力さえ身につけることができるのです。利他に努めることで、インスピレーション、つまり「ひらめき」が得られ、まだ誰も取り組んでいない、新しいことでも見事に成就させることができます。
私自身、自分のことは一切考えず、ただ従業員のため、お客様のためと、一心不乱になって研究開発に打ち込んでいるとき、あるいは世のため人のために新規事業に取り組んでいるときに、「知恵の蔵」とも言うべき叡知の一端に触れることで、画期的な新製品を世に送り出すことができ、また事業を大きく成長発展させることができた。そう思えてならないのです。
つまり、「知恵の蔵」の扉を開ける鍵は、他によかれかしと願う、思いやりの心、利他の心なのです。
本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。